桜は万葉集や古今和歌集でも詠まれているほど、いにしえから日本で愛され続ける花であり、日本の国花です。「前撮りをするなら桜ロケーションでしたい」という花嫁様も多いのですが、予約のタイミングが遅いと枠がいっぱいで翌年まで待たないとできないこともあります。桜ロケーションの前撮りを予約するなら一体いつ頃がいいのか、狙い目のタイミングをご紹介します。

桜の種類について

桜というと一斉に花が咲く「ソメイヨシノ」が思い浮かびます。淡いピンクの花が一斉に咲き誇る姿は圧巻ですね。可憐で儚げな「ソメイヨシノ」を背景にした前撮りは、うっとりするほど美しいシーンになります。ほかにも桜は200種類以上あるそうです。その中でも大きな公園や日本庭園などに植えられていることが多く前撮りにおすすめの桜は、濃いピンクが可愛い「カワヅザクラ」や花びらがたくさん重なりポンポンのように咲く「ヤエザクラ」があります。

日本を代表する桜の「ソメイヨシノ(染井吉野)」

ソメイヨシノ(染井吉野)

日本に植えられている桜の8割が「ソメイヨシノ(染井吉野)」と言われています。世界でもサクラというと日本をイメージする人が増えているそうです。「ソメイヨシノ(染井吉野)」は江戸後期~明治初期から栽培されていて、当時の染井村(現在の東京都豊島区の駒込や巣鴨付近)の植木職人がオオシマザクラとエドヒガンを交配させたもの。ソメイヨシノが登場するまでは、花見というと山に咲くヤマザクラを見ることが主流でしたが、「東京にいながら吉野山の桜が見られる」という謳い文句と、葉より花が一斉に開花するという特徴から人気が出ました。そして、第二次世界大戦後の復興の象徴として日本の各地に植えられたのです。ソメイヨシノは花びらが散りやすく、雨や風であっという間に散ってしまう儚さも風流な趣きがあります。春の訪れを告げるだけではなく、日本人の心に癒やしと安らぎを与えてくれる桜は前撮りでも人気があります。ソメイヨシノの前撮りの予約のタイミングは記事後半で詳しくご紹介します。

ソメイヨシノ(染井吉野)に囲まれたロケーションフォト

2月~3月に咲く濃いピンクの「カワヅザクラ(河津桜)」

カワヅザクラ(河津桜)

ソメイヨシノに比べて花が大きめで、早い時期の2月上旬~3月上旬に開花するのが「カワヅザクラ(河津桜)」です。濃いピンクの花びらが可愛い早咲きの桜です。寒い時期に咲き始め、雨や風にとても強いので長い時間楽しめます。約1ヵ月美しく咲いているので、前撮りの予定が立てやすい桜です。前撮りの予約のタイミングは開花時期の3~4ヵ月前の11月~12月頃が狙い目です。早咲きのオオシマザクラと沖縄を中心に咲くカンヒザクラとの自然交配種と考えられていて、静岡県の河津町で発見されたことから「カワヅザクラ(河津桜)」と名付けられたそうです。静岡県河津町の川沿いの桜並木、埼玉県の「すみよし桜の里」、大分県の四浦半島などが「カワヅザクラ」の名所です。日本庭園や大きな公園、植物園などに植えられていることもあるので、ぜひチェックしてください。

カワヅザクラ(河津桜)花弁

4月下旬に咲く愛らしい「ヤエザクラ(八重桜)」

ヤエザクラ(八重桜)

ソメイヨシノの花びらは5枚ですが、6枚以上の花びらが重なり合って咲く桜のことを総称して「ヤエザクラ(八重桜)」と呼びます。もこもことしたポンポンのような花姿が愛らしい桜です。ソメイヨシノに次いで多くの場所に植えられている八重桜の品種が「カンザン(関山)」。ほかには「フゲンゾウ(不賢象)」があります。どちらも花びらが25~50枚ととてもボリューミーです。豪華な八重咲きの桜を背景にした前撮りも華やかですよ。ソメイヨシノが散ってしばらくしてから満開になります。4月下旬~5月上旬までの長い期間咲いているので、前撮りの予約のタイミングは開花時期の3~4ヵ月前の1月~2月頃が狙い目です。

カンザン(関山)&フゲンゾウ(不賢象)

桜(ソメイヨシノ)の平年の開花・満開の時期をチェック

毎年2月になると各気象会社から桜(ソメイヨシノ)の開花予想が発表されますし、おでかけ情報のサイトでも桜の開花状況が見られるようになります。気候の状況により毎年の見頃の時期は変わりますが、平年(1990~2020年の平均値)の開花日は3月下旬から始まり、満開日は3月末~4月上旬となっています。ほとんどのエリアで開花から5~10日前後で満開になり、満開から散るまで1週間程度です。ただし、この時期は雨も多いので、あっという間に散ってしまうこともあります。2023年は温暖で、東京都の開花は平年よりも10日も早く、満開は3/22頃の見通しと発表されました。2022年の満開日は平年より3~4日早いエリアが多かったので、最近は平年より開花・満開が早まっている傾向があります。気候や天候によって桜の開花や満開期間の予想は難しいですが、平年の開花日と満開日をご紹介しますので前撮りの予約日のご参考にしてください。

ソメイヨシノが満開のロケーションフォト

北海道・東北地方

北海道地方の平年開花は4/28~、遅いところで5/16~。平年の満開日は5/2~、遅いところで5/19~です。東北地方の平年開花日は4/7~、遅いところで4/22~。平年の満開日は4/11~、遅いところで4/26~です。

関東・甲信地方

関東・甲信地方の平年開花日は3/24~、遅いところで4/11~。平年の満開日は3/31~、遅いところで4/26~です。東京の平年開花日は3/24、平年満開日は3/31。横浜の平年開花日は3/25、平年満開日は4/1です。

北陸地方

北陸地方の平年開花日は4/1~、遅いところで4/3~。平年の満開日は4/7~、遅いところで4/8~です。

東海地方

東海地方の平年開花日は3/24~、遅いところで3/29~。平年の満開日は4/2~、遅いところで4/3~です。名古屋の平年開花日は3/24、平年満開日は4/2です。

近畿地方

近畿地方の平年開花日は3/24~、遅いところで4/1~。平年の満開日は4/3~、遅いところで4/8~です。大阪の平年開花日は3/27、平年満開日は4/4。京都の平年開花日は3/26、平年満開日は4/4。

中国・四国地方

中国地方の平年開花日は3/25~、遅いところで3/29~。平年の満開日は4/3~、遅いところで4/5~です。四国地方の平年開花日は3/22~、遅いところで3/28~。平年の満開日は3/30~、遅いところで4/4~です。

九州地方

九州地方の平年開花日は3/22~、遅いところで3/26~。平年の満開日は3/31~、遅いところで4/5~です。福岡の平年開花日は3/22、平年満開日は3/31。

ソメイヨシノと新緑がマッチした和装前撮り

桜ロケーションの前撮りの予約のタイミングはいつが狙い目?

桜(ソメイヨシノ)ロケーションの前撮りは人気があるので、半年~1年前から予約しないとできないのではと心配される方もいらっしゃいますが、あまり早い時期ですとロケ地が予約を受け付けていないことが多いので、あくまでも半年~1年前は日程の仮押えをしておき、時期が近くなったら撮影日を確定します。心配な方は早めの予約も可能ですが、桜ロケーションの前撮りの予約のタイミングはいつが狙い目なのかをご紹介していきます。

人気の桜前撮りを予約するなら12月~2月上旬が狙い目!

一番狙い目の予約のタイミングは、12月~2月上旬です。この時期ですとおふたりのスケジュールに合わせた撮影日を決めやすいです。できれば12月~1月中の予約がおすすめです。

2月下旬以降は急いで!複数の候補日を用意しておこう

2月下旬以降になると、人気の桜ロケーションのロケ地は予約が埋まり始めます。希望の撮影日が予約できない可能性もでてきます。希望日程が空いていない場合も想定し、おふたりの休みを合わせて複数の日程を用意しておくと慌てずに予約がスムーズにできます。

3月下旬以降の予約はキャンセル待ち覚悟で

3月下旬以降は人気の桜ロケーションのロケ地の予約はほぼ埋まっている状態です。日程の制限が出てきたり、キャンセル待ちになるかもしれません。エリアによっては桜が散っている場合もあります。

大阪城で桜に囲まれたロケーションフォト

まとめ

桜にはたくさん種類がありますが、代表的なソメイヨシノの桜ロケーションの前撮りの予約タイミングの狙い目は12月~2月上旬です。まだ寒い時期ですが、おふたりのご希望の撮影日が予約しやすい時期です。桜の開花時期は雨も多いので撮影日以外にもおふたりのお休みを合わせておくなどスケジュールにゆとりを持たせておくと安心です。日本の春を満喫する桜ロケーションの前撮りをお楽しみください。

大阪城で桜ロケーションの前撮り