ウェディングフォトの撮影場所として人気のある海。今回は「海を背景にしたウェディングフォトを撮影したい」「海でロマンチックな写真にしたい」というおふたりのために、撮影場所の選び方や衣裳スタイリングのポイントをご紹介します。

ロマンチックな海ロケーションの撮影場所の選び方

海ロケーションでのウェディングフォトにぴったりな場所はいろいろあります。海を感じる開放感にプラスして、ロマンチック、大人っぽく、ナチュラル、都会的など、撮影したいイメージや希望に合わせて、撮影場所や時期、時間を選びましょう。

海を間近で感じながら自然な笑顔が輝くビーチ

青い海や空に抱かれた雄大なウェディングフォトにしたいおふたりから人気があるのはビーチでの撮影です。国内外のリゾート地のほか、砂浜が美しい海辺なら、開放感あふれるビーチフォトが撮影できます。太陽の光が降り注ぎ、海がキラキラと輝くデイタイムは爽やかなイメージになりますし、海と空が茜色に染まるトワイライトからサンセットはロマンチックなウェディングフォトになります。

爽やかな風を感じながら笑顔溢れるビーチフォト

海の景色と花と緑が共演する海浜公園

海沿いにある海浜公園や海を望む高台にある公園などは、フォトジェニックなポイントも多いウェディングフォトスポットです。園内が整備されているのでドレスでの移動やポーズがしやすいのも魅力です。海ロケーションにプラスして、花壇のお花や緑を背景にしたウェディングフォトを撮影したいおふたりにおすすめです。

大自然の中でこちらに微笑む新郎新婦様

開放的な昼とドラマチックな夜景が美しい港・埠頭・桟橋

港や埠頭、桟橋での撮影は、海をバックに人工的な建築物を活かした都会的なウェディングフォトに仕上がります。また、都心から近い港・埠頭・桟橋では、デイタイムの開放感あふれる撮影も素敵ですが、夜景が広がるドラマチックな撮影ができるナイトタイムの撮影も人気があります。

デイタイムとナイトタイムのコラージュ

海ロケーションのおすすめ撮影時期

海の青さがキレイにでる季節は夏なのですが、近年は猛暑日も多いため暑さが苦手な方や汗が気になるという方は、過ごしやすい気温の春や秋がおすすめです。春や秋はロケーション撮影の繁忙期になるので、希望の日取りを押えるには早めに予約を。夏に撮影する場合は、日傘や飲み物など暑さ対策のアイテムを忘れないようにしましょう。人の映り込みや人目が気になるという方は、防寒対策を万全に行って冬に撮影される方もいらっしゃいます。空気が澄む冬の撮影はスタイリッシュな仕上がりになりますよ。

海ロケーションでの衣裳スタイリングのポイント

海ロケーションでのウェディングフォトは、フォトスポットまで結構歩いたり、ポーズに動きがあるので、大聖堂での結婚式で着るようなハリ感のある素材や重めボリュームのドレスはあまりおすすめではありません。海ロケーションでの衣裳スタイリングはドレスの素材選びがとても重要になります。

海ロケーションにおすすめの素材

海ロケーションに映えるドレスの素材は、オーガンジーやシフォン、チュールなど透け感があり、柔らかさや軽さがあるものです。スカートが風に揺れて動きが出ますし、愛らしい雰囲気を演出できます。レース素材なら清楚な雰囲気からデザインによって大人っぽい雰囲気にもなります。できるだけ軽やかさを重視した素材のドレスが海ロケーションにおすすめです。

バックショットが美しい新婦様ソロショット

ビーチで映えるウェディングフォトのスタイリング

波が打ち寄せるビーチでのウェディングフォトには、開放的な雰囲気になじむシルエットのドレスがおすすめです。足元は砂浜で歩きにくいため、ヒールの高い靴ではなく、サンダルやスニーカーを用意しましょう。

動きやすくエレガントなエンパイアドレス

ハイウエストで切り替えがあり、胸下からストンとしたスカートが特徴のエンパイアドレスは、古代ギリシャの女神様をモデルにしてデザインされたドレスです。スカートが風に揺れるので、ビーチでの撮影にピッタリ。締め付けが少ないので自由に動きやすく、どんなポーズもとりやすいですよ。海沿いで手をつないで歩いたり、振り向きポーズなども決まります。

エンパイアドレスのコラージュ

人魚のような美しさをまとうマーメイドドレス

上半身から腰まで身体にフィットするラインに、膝周りから裾に向かって広がるスカートがマーメイド(人魚)を思わせるデザインのため、自然に海をイメージさせるドレスです。メリハリのある曲線美を描くシルエットが海ロケーションにとても映えます。最近はボディラインを出し過ぎないソフトマーメイドのラインが自然体で着こなせると人気急上昇です。海に調和するパステルカラーの水色やエメラルドグリーンのカラードレスをセレクトするとより人魚姫のようなウェディングフォトに仕上がります。

マーメイドドレスのコラージュ

ディティールがゴージャスなスレンダードレス

身体のラインにゆるやかに沿った細身のラインでスッキリとした印象を与えるスレンダードレス。裾の広がりが少なく歩きやすいのでビーチでのウェディングフォトに最適です。シンプルなシルエットですが、ビジューやレース、フラワーモチーフなどで華やかさをプラスするなどディティールに凝ったデザインが豊富にあります。アクセサリーやハット、Gジャンなど小物でも遊べるのでお洒落なウェディングフォトになります。

ビジューが美しいスレンダードレス

港や埠頭・海浜公園で映えるウェディングフォトのスタイリング

港や埠頭、桟橋では海の爽快感に加えて、歴史ある建造物がある場合が多いので、華やかなシルエットのドレスが映えます。海と花と緑のコラボレーションが美しい海浜公園は、ビーチで映えるシルエットのドレスも映えますし、港・埠頭・桟橋に映えるボリューム感のあるドレスのどちらも似合います。

港や海浜公園ロケーションに映えるAラインのドレス

なだらかにスカートが広がるAラインのドレスは、港や海浜公園でのロケーションに映える王道ドレス。ウエスト位置が高めなことが多く、すっきり見せる効果もあるので、海と公園の景色をバックにした全身カットも映えますし、海と建造物や船を入れた膝上からのアングルも似合います。

海をバックにこちらに微笑む新郎新婦様

華やかな存在感を放つ プリンセスラインのドレス

コンパクトな上半身とふんわりと広がるスカートのボリューム感が印象的なプリンセスライン。遠くからのアングルでも目を引く存在感が魅力のシルエットです。フリルが立体的なティアードスカートや大人ロマンチックなラッフルスカートなどは、透け感のある素材でもグッと華やかなスタイリングになります。

開放感あふれる港をバックにスタイリッシュなロケーションフォト

ドラマチックに演出するベールやトレーン長めのドレス

海ロケーションで人気ショットのひとつは、ロングトレーンやベールが軽やかに風になびくシーンです。デイタイムは風を感じる爽やかなシーンに、ナイトタイムならドラマチックなシーンが描けます。

まとめ

「海でロマンチックなウェディングフォトを撮影したい」というおふたりのために、撮影場所の選び方や衣裳のスタイリングについてご紹介しました。海ロケーションは撮影場所や時期、時間、衣裳のスタイリングによってウェディングフォトの仕上がりが変わるので、理想のイメージを明確にすることが成功の秘訣です。打合せの際には、撮影したい海ロケーションの写真やポーズ、衣裳スタイリングを持参して理想のイメージを伝えてくださいね。漠然とされている場合は理想のイメージを見つけるお手伝いをいたしますのでご相談ください。