「洗練された大人っぽいウェディングフォトを残したい」という花嫁様から絶大な支持を得ているロケーションが神戸旧居留地です。クラシカルな近代建築が残っているので、まるでヨーロッパで撮影したようなウェディングフォトがかないます。今回は神戸旧居留地のおすすめフォトスポットをご紹介。デイタイムの撮影もスタイリッシュですが、ナイトタイムは街灯やレトロ建築がライトアップされてとてもドラマチックなロケーションフォトになりますよ。

レトロ建築や街並みが魅力の神戸旧居留地

神戸旧居留地は神戸開港時に外国人が住んでいたエリアです。ヨーロッパの近代都市計画技術によって格子状街路や街路樹、公園、街灯、下水道などが建設され、126区画に分割された整然とした美しい街並みは今現在も変わっていないんですよ。優美な近代建築の建物が随所に残っています。大正時代には「アジアの居留地として最も美しい街」と呼ばれていましたそうです。風格を感じる趣きと洗練された都会が融合したロケーションでスタイリッシュなウェディングフォトを満喫できます。

ヨーロッパタイルがかわいいウェディングフォト

昼はヨーロッパの街並みの中でのようなウェディングフォトに、夜はレトロ街並みや街灯がライトアップされて光が灯り、一気にロマンチックな雰囲気に包まれます。美しい街並みとおふたりの姿が調和したファッション誌のような広めのアングルがおすすめです。

コロニアルスタイルが可愛いTOOTH TOOTH maison 15th (旧神戸居留地15番館)付近

神戸の街中で最も古い異人館が「旧神戸居留地15番館」です。現在はレストランの「TOOTH TOOTH maison 15 th」が営業しています。2階の南側にベランダがあるコロニアルスタイルの外観が洋館らしい雰囲気です。1880年頃に建てられ、10年間はアメリカ領事館として使用されていました。1989年に重要文化財に指定された貴重な建物です。阪神淡路大震災後で全壊しましたが、部材の70%を使用し免震工法を用いて再建されており、現在も建設当時の姿を残しています。「TOOTH TOOTH maison 15 th(旧神戸居留地15番館)」の付近なら、レトロ&ロマンチックな雰囲気たっぷりのウェディングフォトが撮影できます。開港当時を思わせるガス燈のような街灯も入れながら建物全体を入れたショットがおすすめです。

コロニアルスタイルが可愛いウェディングフォト

異国情緒漂う大丸神戸店 別館(旧居留地38番館)付近

神戸旧居留地のロケーションフォトで人気エリアのひとつが、大丸神戸店の別館(旧居留地38番館)付近です。「旧居留地38番館」はウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計で1929年に建設された銀行の建物でした。黄色がかった外壁の石積みや南側のイオニア式列柱が印象的なアメリカンルネサンス様式の重厚な造りです。昼は歩道を歩きながら自然なショットが撮影できます。建物の外壁をバックにしたアングルも素敵なショットになりますよ。

旧居留地38番館でロケーションフォト

冬はイルミネーションが輝くロマンチックなショットに! 

大丸神戸店の別館(旧居留地38番館)付近は冬になると街路樹にイルミネーションが灯るので、キラキラと輝く背景での撮影ができます。横断歩道を渡るシーンも人気です。イルミネーションの間から双塔のあるビルがライトアップされている姿が見え、本当にヨーロッパの街角のよう。ドレスを少し持ち上げて、素敵なハイヒールを見せながら歩くとお洒落なシーンになりますよ。

イルミネーションをバックにアビーロード風フォト

石積みが優美な神戸商船三井ビルディング付近

1922年、大正時代に建てられた100年以上の歴史があるオフィスビル「神戸商船三井ビルディング」。アメリカンルネサンス様式の建物で、大きな石造りがとても存在感があります。季節ごとにライトアップイベントをしているので、ライトアップした建物との撮影もおすすめです。北側にあるアーチ状の出入口付近にはランプや碇マークなどがあり、お洒落な雰囲気。ナイトタイムの海岸通側は、街路樹と建物の陰影がムード満点です。華やかなバッグを持つとデート感たっぷりの大人っぽいショットになりますよ。

幾何学的な外壁が見事なシップ神戸海岸ビル付近

海岸通にたたずむ「シップ神戸海岸ビル」は大正時代に建てられた建物。幾何学的な模様が施された外観が特徴で、パステルカラーのビルの看板や丸い照明がレトロ&可愛いスポットです。デイタイムは空を1/4くらい入れながら、隣接する神戸商船三井ビルディングも入れて撮影すると、お洒落なウェディングフォトに。看板の近くにたたずむだけでも絵になりますよ。夜になって木製ドア付近がライトアップされるとよりレトロ感がアップ。モダンな外観と丸い街灯を入れて撮影すると、レトロモダンなウェディングフォトが完成します。

モダニズムを感じる神港ビルヂング付近

1939年に竣工された「神港ビル」。玄関の上には「神港ビルヂング」と書かれています。近代建築と現代建築が融合した様式で、屋上の塔屋はアールデコ調。当時、アメリカで建設されつつあったモダニズムスタイルのビルを思わせるデザインが特徴です。戦後を舞台としたドラマのロケ地として使われたことがあるなど、レトロな雰囲気が漂っています。まるでニューヨークを歩いているようなシーンが撮影できますよ。日没から22時までライトアップされています。夜は普通に撮影すると人物が暗く写ってしまうので、背景と光のバランスで一番きれいに撮影できる場所をカメラマンと選んで相談しながら撮影します。照明を当てておふたりのシルエットを際立たせたショットもカッコイイですよ。

重厚感のあるチャータードビル付近

チャータード銀行神戸支店として1938年に竣工された「チャータードビル」。ジェイ・ヒル・モーガンの設計で、正面外壁にはイオニア式列柱が配されています。当時の面影を残すレトロな木製の回転ドアの付近での撮影が人気です。日没から22時までライトアップされるので、陰影が美しいレトロビルならではの撮影も可能です。幻想的で大人っぽいウェディングフォトに仕上がりますよ。

アーチ窓がレトロなあいおいニッセイ同和損保神戸ビル付近

白い壁が美しく縦長のアーチ窓が印象的な「あいおいニッセイ同和損保神戸ビル」。道路を挟んで建物の正面から撮影すると、街路樹や縦長のアーチ窓を背景にダイナミックなショットに。街路樹の緑と石造りの外壁、白い縦長のアーチ窓のコントラストが素敵な写真になります。夜はライトアップされ、ビル内の光が明るく灯り、ドラマチックなヒロイン気分の撮影が楽しめます。

ライティングが素敵な神戸市立博物館付近

神戸市立博物館の建物は、1935年竣工の旧横浜正金銀行(現三菱UFJ銀行)の神戸支店ビルが転用されています。正面にドリス様式の円柱が並び、新古典様式の建物はローマ時代の神殿を彷彿させ、昭和初期の名建築と言われています。毎週金曜日は20時まで、土曜日は21時までさまざまなパターンのライトアップが投影(年末年始や休館日は除く)されており、毎時0分~15分は照明デザイナーによるライトアップが楽しめます。通常も1つのパターンのライトアップが毎日22時まで投影されているので、荘厳な雰囲気のウェディングフォトを満喫できますよ。

神戸旧居留地 DATA

神戸旧居留地でのウェディングフォトのコラージュ

まとめ

神戸旧居留地のウェディングフォトのおすすめスポットをご紹介しました。たくさんあるので「ここで絶対撮りたい!」という場所は事前にスタッフにお伝えください。特にナイトの撮影は、照明の光、ライトアップの光、建物、おふたりのバランスをどのように撮影するのかがポイントになってきます。「建物もふたりもどちらもきれいに写したい」「後ろからの光でふたりが浮かび上がって見える感じにしたい」など、撮影方法次第で仕上がりの雰囲気がかなり違ってくるので、打合せの際に撮影したいイメージ写真を持参していただくとスムーズですよ。街並みを入れるため引きの写真が多くなるので、ドレスは全身を遠くで見た時に映えるロングトレーンやバックリボン、ふわふわのチュールなどシルエットがはっきりわかるデザインがおすすめです。アクセサリーもキラキラ系をセレクトすると主役感たっぷりになりますよ。ぜひ神戸旧居留地でクラシカル&ラグジュアリーなウェディングフォトをお楽しみください。