日本の春の花の代名詞といえば桜ですよね。淡いピンクの花びらが一斉に咲き誇るソメイヨシノは多くの方が好きなお花ではないでしょうか。満開の時期が約1週間と一瞬だからこそ貴重な美しさがあります。ソメイヨシノより一足早く咲く河津桜や、ソメイヨシノが散った後に咲く八重桜は、少し濃いピンクのお花が愛らしいので、こちらの桜の前撮りも素敵です。どの桜も満開の時期は華やかで美しいのですが、花びらが舞い散る際も風情がある撮影ができます。今回は桜に囲まれた日本ならではの前撮りに似合うウェディングドレスや和装の儚げなスタイリングをご提案いたします。

桜前撮りに映えるウェディングドレスのスタイリング

桜の花の華やかさや儚げな雰囲気にぴったりなのが、繊細なレースやチュール、シースルー素材やオーガンジーを使ったウェディングドレスです。桜の花に囲まれながらスカートが舞うような、春の風を感じられる素敵な前撮りがかないます。ヘアもきっちりとまとめるより軽やかなダウンスタイルや、カールした後れ毛がキュートなアップスタイルなど、ふんわりしたスタイリングが似合います。

シースルーレースのリーフ柄がお洒落なストレートドレス

ハートビスチェの上にリーフ柄の刺しゅうが施されたシースルー素材のロングスリーブのトップスが上品な印象のドレスは、流行のボタニカルな雰囲気。少しとろみ感のあるストレートなシルエットのドレスは大人っぽいムードを演出します。ヘアスタイルはゆるく両サイドをまとめたウェービーなダウンスタイルにすると、リラックス＆ナチュラルな前撮りに。ドロップ型のイヤリングを合わせて、桜の花に包まれたやさしい雰囲気に輝きをプラス。ポージングで動くたびに耳元がきらめき、お顔周りの印象を華やかにしてくれます。

動くたびにレースがキラキラと輝くオフショルダードレス

可愛いお花が全体的にあしらわれた総レースのウェディングドレスは、桜との相性ぴったり。オフショルダーとAラインのシルエットが上品な花嫁を演出しながらも、胸元のビジューがゴージャスな印象をアップ。レースだけではなくスパンコールも全体的にバランス良く散りばめられているので動くたびにキラキラと輝きます。ヘアはやわらかく編み込んだダウンスタイルがおすすめです。ドレスのビジューと合わせてヘッドドレスはシルバーのフラワーとリーフが並んだ大きめのタイプをワンポイントに。桜をバックにした横顔ショットも素敵に決まります。

潔いシンプルさが美しさを引き立てるボートネックドレス

桜のインパクトに負けないシンプルなカッティングが大人かっこいいボートネックのウェディングドレス。裾がふんわりウエーブを描いているのが、さりげなく愛らしいポイントです。ウエストマーク以外の余計な装飾を除いた潔いデザインは、クールにもエレガントにもさまざまなイメージを演出できるので、花嫁様の魅力を最大限に引き出してくれます。ドレスがシンプルなので、ヘアはアップスタイルにして長めのロングイヤリングをコーディネート。凜とした美しさを感じられる桜前撮りになります。

ふわふわのオーガンジーがキュートなAラインドレス

春の風に揺れるエアリーなドレスは桜前撮りにおすすめの一着。ビスチェでデコルテはすっきりとした色気がありながらも、ふわふわのオーガンジー素材をたっぷり使ったスカートや胸元のふんわりしたお花のコサージュが大人の可愛さを表現しています。スカートのサイドにも大小のお花のモチーフがあしらわれているので、座ったポーズや歩いているシーンのポイントにもなります。ヘアはアップスタイルにまとめて、大ぶりのヘッドドレスとイヤリングでラグジュアリー感をプラス。多彩なポーズを楽しんでキュートな桜前撮りを満喫しましょう。

桜と相性抜群の和装で春色スタイリング

桜の前撮りといえば和装のイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。美しい桜の儚さと相性抜群の春色の色打掛やお洒落な白無垢のおすすめコーディネートをご紹介します。イマドキの軽やかな洋髪のスタイリングもぜひチェックしてください。

ほんのり淡いピンクと桜があしらわれた可憐な白無垢

桜のピンク色をバックに白が際立つ白無垢での前撮りも人気があります。全体に大きく枝垂れ桜の文様がある白無垢なら、背景の桜とリンクコーデに。裾や袖の下部には古典的な牡丹の花車も描かれています。桜や牡丹などお花の部分にほんのりピンク色があしらわれているので、筥迫（はこせこ）や懐剣（かいけん）、伊達襟（だてえり）も落ち着いたピンクベージュを合わせて可憐な印象に。ヘアは低めのシニヨンに淡いブルーグレーとアイボリーのフラワーを合わせれば、現代風のアレンジになります。全身をソフトな光で包み込むような白無垢をまとって、やわらかい空気感の前撮りをお楽しみください。

パッと目を引く満開の桜と鶴がおめでたい赤の色打掛

桜の前撮りでパッと目を引くなら赤の色打掛がおすすめです。桜や八重桜の文様が描かれ、おめでたい鶴が舞うデザインが印象的な赤の色打掛に、白地に赤と金色の刺しゅうが施された半衿や金色の筥迫（はこせこ）や懐剣（かいけん）を合わせるとモダンな印象を与えてくれます。ヘアも前髪からサイドにかけてウエーブを効かせて、大きめのシニヨンスタイルにするとより和モダンな雰囲気に。桜のピンクと色打掛の赤のコントラストが美しく、花嫁様の存在感がしっかりと感じられる前撮りが完成します。

水色の掛下とのコントラストが美しい清楚な白無垢

銀糸で描かれた鶴やお花の文様が美しい白無垢に、水色の鹿（か）の子絞りの掛下を合わせたスタイリングなら、爽やかで清楚なコーディネートになります。淡いピンクのお花が刺しゅうされた半衿とグレーピンクの伊達襟（だてえり）のパステルな色合わせは、桜との相性が抜群です。ストーンやビーズで作られた大きめのヘッドドレスをこめかみからサイドにかけてセットするとより華やかになり、リュクスな雰囲気に包まれます。桜の花を愛でるお姫様のようなショットや和傘をさした前撮りも似合います。

伝統的な柄もモダンな印象の色合わせで洗練された打掛け

桜に映える大胆にデザインされた波の文様の青海波（せいがいは）が印象的な色打掛はいかがですか。無限に広がる波の文様には、永遠に続く幸せへの願いが込められているんですよ。あたたかみのある橙色、高貴な紫、明るい黄色、誠実な青、落ち着いた茶色など、さまざまな色が使われた青海波（せいがいは）は、現代的でモダンな印象に。青海波（せいがいは）の色と合わせたお花がたくさん乗った花車もあしらわれているので、周りを照らすような明るい雰囲気の和装姿になれます。ゆるいウエーブでまとめたヘアに赤いお花と実がポイントのスタイリングなら、桜を背景にしたナチュラルな前撮りショットにマッチします。

まとめ

桜の前撮りにぴったりのウェディングドレスと和装のスタイリングをご紹介しました。桜の淡いピンクと調和した儚げでお洒落な衣裳やスタイリングをぜひご参考にしていただければ嬉しいです。ほかにも桜の前撮りにおすすめのドレスや和装を豊富にご用意しておりますので、ご試着ではぜひスタッフにご相談ください。花嫁様の魅力を輝かせる素敵なスタイリングをご提案させていただきます。