今回は前撮りやフォトウェディングで横浜らしい風景の写真が撮影できる「山下公園」をご紹介します。「山下公園」は関東大震災の復興事業で1930年に作られた横浜最大の臨海公園です。横浜港に面した海沿いに約750m、幅約100mと細長く、敷地面積は7万4,121㎡と東京ドームの約1.5個分の広さ。大きな船が行き交う横浜港の景色、広々とした芝生、横浜マリンタワーなどの街並み、色とりどりの花々やバラが咲く「沈床花壇」、横浜の歴史を感じさせる記念碑など、さまざまなフォトスポットで素敵な前撮りを楽しめます。
Contents
氷川丸が浮かぶ横浜港を臨むシーサイドロケーション
山下公園の海に面した側には広々とした通路があり、爽快感あふれるシーサイドロケーションが広がります。横浜のシンボルとして停泊する氷川丸や横浜ベイブリッジなど横浜港の景色がゆったりと眺められ、前撮りでも人気のフォトスポットです。
氷川丸を臨むバルコニー
海に面した通路からせり出した半円形のバルコニーに立って氷川丸を背景にした前撮りが人気です。氷川丸は戦前に建造された歴史ある貨客船。日本で唯一戦前から現存する貨客船として2016年に国の重要文化財に指定されました。歴史を重ねた迫力ある姿が魅力です。バルコニーから大さん橋方面に目を向けると、みなとみらいのビル群の眺めも広がります。タイミングが合えば、横浜港を行き来する「ダイヤモンド・プリンセス」や「ノルウェージャン・ジュエル」「飛鳥Ⅱ」などの豪華客船とのショットが撮影できることも。横浜らしい景色と海と空をバックに爽やかな前撮りを満喫しましょう。
エキゾチックな「インド水塔」
山下公園の大さん橋側にある「インド水塔」はインド式の水飲み場で、在日インド人協会が建立したモニュメント。現在、水飲み場の機能はありませんが、ドーム型の天井と内側のモザイク画が美しい横浜の近代建築です。潮風を感じながらエキゾチックな雰囲気の写真が撮影できます。
青空と緑が広がる「芝生公園」
広大な山下公園の中でも、公園の半分近い広さがある「芝生公園」。人通りの多い海沿いの通路とは別になっているので、ゆったりとした空気が流れています。大きな木々もあり、緑豊かな自然と横浜の街並みが融合した前撮りに。おふたりで芝生の上に座れば、リラックスした笑顔になれるはず。スカートにボリューム感があるドレスで座るとふんわりしたシルエットが可愛い写真が撮影できます。遠近法を活かして新郎様の手の平に新婦様が乗っているようなユニークな写真も楽しめます。シートを広げてバスケットやフルーツ、ドリンクなどのアイテムを飾れば、ピクニック風の前撮りに!
水の守護神の噴水がある「中央広場」
「中央広場」には横浜市の姉妹都市であるアメリカ・カリフォルニア州のサンディエゴ市から贈られた「水の守護神」がたたずむ噴水があります。噴水の周囲には4基の「ミッションベル」や「美しきサンディエゴ」の歌碑があり、「サンディエゴ友好の泉」と呼ばれています。港町として海外との交流を積極的に行ってきた、横浜の歴史を感じられる場所のひとつです。噴水の周りはさまざまなお花が植えられた華やかな空間になっています。異国の風を感じさせる「水の守護神」の前で、緑・水・花に彩られたロマンチックな前撮りをお楽しみください。
バラや宿根草が美しく咲き誇る「沈床花壇」
お花が見やすくなるように周囲よりも低い位置に配置した花壇のことを「沈殿花壇」と呼びます。山下公園の「沈殿花壇」には宿根草や季節の花がカラフルに咲き誇っています。また、山下公園はバラの名所としても有名で、約5,500㎡の空間にバラが植えられています。四季を通して表情の違うお花や緑が彩るナチュラルな前撮りが叶います。
横浜のバラの名所でもある「未来のバラ園」
山下公園の「未来のバラ園」は約160種1,900株のバラが植えられています。公園の設立以来植えられてきたバラの歴史を過去から未来へとつなぐシンボル的なガーデンです。バラ園は2016年にリニューアルされ、つるバラやスタンダード仕立てなど立体的な演出が楽しめるようになりました。自宅でバラを楽しむ人たちのお手本になるような見せ方がされているので写真映えも抜群です。中央には白いバラが、周りには色とりどりのバラが配置されています。アーチ状の「ローズゲート」やバラの塔のような「ローズポール」などフォトポイントも多彩。たくさんのバラに包まれた前撮りが楽しめます。バラは毎年5月~6月上旬、10月中旬~11月上旬に見頃になります。バラが好きな花嫁様は開花時期に合せて前撮りを行われています。バラの花や香りに包まれた優美な前撮りをご堪能ください。開花時期ではありませんが、初夏から初秋は瑞々しいバラの葉が美しく彩ります。鮮やかな緑とのショットはウェディングドレスの白が際立ち、花嫁様の美しさが引き立ちます。「未来のバラ園」では、お花や緑をバックにクールにもフェミニンにもさまざまな雰囲気での前撮りが満喫できます。
春先に咲き誇る見事な「枝垂桜」
「沈殿花壇」の山下公園通り側には大きな枝垂桜の木が3本並んでいます。例年の見頃は3月中旬~4月上旬頃です。桜色のベールに包まれて、幻想的な美しさが堪能できます。潮風にゆるやかにそよぐ枝垂桜と横浜マリンタワーを背景にこの季節ならではの写真を撮影しましょう。少し離れた場所から撮影すると枝垂桜の淡いピンクの広がりが美しく、ホテルニューグランドを背景にしても素敵です。桜のピンク色とウェディングドレスとのコントラストは華やかで優しい雰囲気の写真になります。
異国情緒に包まれる「世界の広場」
山下公園の元町側には6つの大陸へ伸びる道をデザインされた「世界の広場」があります。石柱が並び、半円形に設置された煉瓦の壁に大きな木々の緑が映えるので、ここでは異国情緒に包まれる前撮りに。「世界の広場」は高い位置にあるので、みなとみらい方面を向くと緑の木々の間から横浜の街並みが見渡せるショットも。「世界の広場」の中心から石のステージまで何段も連なる小さな滝(カスケード)のある階段があるので、外国で撮影したようなおしゃれな前撮りに。階段の周辺にはソメイヨシノが約20本植えられているので、開花時期には桜前撮りも楽しめます。
山下公園DATA
- 住所
横浜市中区山下町279 - アクセス
みなとみらい線「元町・中華街」駅出口④より徒歩約3分
JR「関内」駅南口より徒歩約20分
JR「石川町」駅中華街口より徒歩約15分 - 駐車場料金
有料駐車場222台
平日30分260円、当日最大(0時~24時)2080円
土・日・祝日・12/29~1/3 30分300円 - URL
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/midori-koen/koen/koen/daihyoteki/kouen008.html
まとめ
山下公園のウェディングフォトスポットはいかがでしたか?広大な敷地内にたくさんフォトスポットがある山下公園での前撮りは、どこで撮影したいか希望のスポットを何カ所か絞るか、優先順位を事前にスタッフへ伝えておくと当日スムーズに撮影できます。公園内を端から端へ移動するには時間も掛かりますし、衣装で移動するのは体力も使うので注意が必要です。前撮り当日までに効率的なスケジュールを組んで、理想の前撮り写真を撮影してくださいね。山下公園での前撮りやフォトウェディングについて、気になることがあればお気軽にご相談ください。