近年、結婚式を行わず記念になる結婚写真だけにされるカップルが増えています。結婚写真だけにする場合は「写真だけの結婚式」「フォトウェディング」とも呼ばれ、耳にすることも多いのではないでしょうか。今回は、結婚写真だけにするメリットと、知っておきたいデメリットについて詳しくご紹介していきたいと思います。

結婚写真だけにするメリット

結婚式や披露宴を行わず結婚写真だけにすることのメリットは、好きな衣裳を着て、好きな場所で、好きなタイミングで撮影できることです。費用を抑えて記念になる素敵な結婚写真が残せるだけでなく、派手な挙式はしたくない方や新生活にお金を回したい方から選ばれています。

結婚式に比べて費用を抑えることができる

一般的な結婚式や披露宴と比べて、結婚写真だけにすると費用を大幅に抑えられることが大きなメリットです。フォトウエディング・前撮りの平均費用は約26万円※ですから、結婚式を行うと必要な披露宴の会場費、装花、お料理、演出に使う費用を削減できるので、その分を新生活やハネムーンの予算に回せます。
※出典:フォトウエディング動向調査2024(Photorait)

結婚式に比べて準備が簡単にすむ

結婚式を行うには結婚式の会場選びから料理、引出物、会場装花、ゲストのリスト作り、招待状や席次の作成、BGM、当日のタイムスケジュールなど、ゲストにも配慮して決めなくてはいけないことがたくさんあります。細かな打ち合わせで会場へ何度も足を運ぶ必要があり、準備が大変に感じられるカップル様は多いです。

一方で、結婚写真だけにする場合は撮影日と衣裳、撮影場所を決めればできるので、結婚式に比べるとかなり準備が簡単です。

こだわりの衣裳を選べる

結婚式の場合、決められた時間内にお料理の提供や演出を行うので、お色直しの回数は1回が主流です。また、会場の雰囲気に合わせて衣裳が限られてくることもあります。

結婚写真だけにする場合は、おふたりが着たいこだわりの衣裳を自由に選べます。ウェディングドレスやカラードレス、タキシードの洋装、白無垢や色打掛、羽織袴の和装、どれを選んでもいいですし、衣裳の組み合わせも自在。ウェディングドレスと色打掛の2着を選んだり、どちらも気に入って選びきれなかったデザインの異なるウェディングドレスを2着にするという選び方もできます。色打掛とタキシードを組み合わせて大正浪漫な雰囲気にしたり、「たくさん婚礼衣裳が着たい」とスタジオ撮影とロケーション撮影を行って3着にする新婦様もいらっしゃいます。

結婚写真だけにするからこそ、衣裳の数や組み合わせにこだわれます。

好きな場所で撮影できる

結婚式の会場はゲストが訪れやすい場所に配慮して選ばれることも多いのですが、結婚写真の撮影はおふたりが撮影したい場所を自由に選べます。撮影場所はおしゃれなセットがあるスタジオ撮影または、公園や海、洋館などでのロケーション撮影があります。ウェディングフォトスタジオによってセットには違いがあり、シンプルなセットだけの場合もあれば、数多く立体的なセットがあるスタジオもあります。

「ロケーション撮影」はスタジオ以外の屋外や屋内での撮影で、おふたりの想い出の場所や撮りたいイメージのロケーションでの撮影ができます。クラシカルな雰囲気が好きならウェディングドレスで洋館、和の雰囲気が好きなら色打掛で日本庭園、ナチュラルなイメージにするなら軽やかなドレスで海や自然が豊かな公園を選ぶのもいいですし、美術館や植物園など結婚式では使えない場所での撮影も可能です。また、桜や紅葉スポットでの季節感たっぷりの結婚写真も人気があります。

「スタジオ撮影」「ロケーション撮影」のどちらでも、お好きな撮影場所でおふたりらしい結婚写真がかないます。

撮影日を自由に決められる

結婚式はゲスト全員の予定を調整したり、お日柄の良い日を選ぶなど、日取り決定にはいろいろと配慮がいります。お日柄についておふたりは気にしなくても、ご両親やご親族が気にされることも。遠方のゲストをご招待する場合は、移動の都合も配慮が必要です。人気のある結婚式会場は、早く予約しなければ希望の日が取りにくいという場合もあります。

結婚写真だけにされる場合は、撮影日をおふたりのご予定に合わせて自由に決められます。通常の結婚式では避けがちな平日でも、おふたりの休日さえ合わせれば実施可能ですね。混み合う土日、祝日を避けて平日のゆったりとした中で撮影することもできます。

結婚の記念となる写真を残せる

結婚式を行わないままですと「結婚した」という実感が薄いかもしれませんが、結婚写真を撮影するとウェディングドレスや和装のおふたりの姿を記念に残せます。結婚後に「花嫁姿だけでも残しておけばよかった」と後悔することなく結婚生活を送れるのではないでしょうか。

事情を気にせずにできる

どちらかが再婚される場合やマタニティウェディングなど、さまざまなご事情があるおふたりの場合、結婚写真だけなら誰にも気兼ねすることなくリラックスして撮影することができます。

結婚写真だけにするデメリット

後で「こんなつもりじゃなかった」とならないために、結婚写真だけにした場合のデメリットについてもきちんと理解しておきましょう。

親族や友人に感謝を伝える場がない

撮影は新郎様新婦様のおふたりきりか、ご両親やご友人を含めても少人数での撮影が一般的ですから、大勢のゲストに囲まれてお祝いされる雰囲気を体感することは難しいですし、これまでお世話になった方々へ感謝を伝える場がないことがデメリットです。後でご両親やご親族から「結婚式をしてほしかった」と言われる可能性もあるかもしれません。

結婚した実感が沸きにくい

ご親族やご友人をご招待した挙式や披露宴を行わないと、結婚式ならではの感動的な瞬間を味わうことやゲストとの交流はほとんどできません。人によっては「結婚したんだな」という実感が沸きにくいことがあります。

屋外での結婚写真は天候に左右される

屋外ロケーションで撮影する結婚写真は、大雨や台風など天候によって撮影できないことが出てきます。風雨の影響を受けやすい海辺や自然公園などは、撮影場所をスタジオに変更するなど対応が必要になることも。桜や紅葉など季節感のあるロケーションでは、その年の開花状況や紅葉状況によって理想の写真とは違ってしまう可能性もあります。

まとめ

結婚写真だけにした場合、結婚式に比べて費用を抑えることができることが大きなメリットです。ほかにも、結婚式に比べて準備が簡単にできるほか、好きな場所や日程を自由に選べ、こだわりの衣裳やそれぞれの事情に合わせたタイミングで撮影できることが挙げられます。結婚式を行わなくても記念になる写真が残せるので、ご両親に花嫁姿を見せることができますし、おふたりにとっても生涯の宝物になります。

ただし、結婚写真だけにするとご親族やご友人に感謝を伝える場がなく、大勢の方から祝福される雰囲気を味わうことは難しいといえます。人によっては「結婚した」という実感が沸きにくくなることがデメリットになります。

結婚写真だけにするメリット・デメリットを理解して、おふたりにとって後悔のない選択をしてくださいね。