前撮りの撮影をするならいつがいいか悩まれていませんか? 春、夏、秋、冬とそれぞれの季節の前撮りに魅力がありますが、「桜や紅葉の季節に撮影したい」などの強い希望が特にない方におすすめなのが、夏前(5月~7月上旬)のシーズンです。今回は夏前に前撮りするメリットや魅力をご紹介します。

夏前に前撮りするメリットとは

夏前(5月~7月上旬)の前撮りのいいところは、比較的気温が安定して過ごしやすい気候であることが大きいです。自然豊かなロケーションでの前撮りは気持ちよい気候の中でリラックスして撮影できますし、新緑の美しさ、ツツジやバラ、あじさいなど、さまざまなお花の開花時期でもあり、ナチュラルで華やかなシーンを撮影できます。

本格的な暑さになる前の過ごしやすい気候

春先は日中でも寒暖差が大きいですし、人気の桜前撮りはお天気が快晴でなければ少し肌寒いことが多く、冬ほどではありませんが防寒対策が必要です。春でも夏前になると気温も安定して過ごしやすく、爽やかな気候の中での前撮りが楽しめます。

観光客が少ないのでゆっくり撮影できる

春は桜、秋は紅葉が美しい観光シーズンです。前撮りも人気のあるシーズンですが、同時に観光客が多いことは避けられません。前撮りの撮影では観光客がアングルに入らないように配慮しながら撮影しています。ですが、GWを過ぎた夏前までのシーズンは、観光客が減ってくるのでゆっくりと撮影できるのがメリットです。

芝生でゆっくりとリラックスする新郎新婦様

スケジュールの調整がしやすい

春の桜の開花シーズンが過ぎると前撮りの予約は落ち着いてきます。梅雨に入ると雨天が増えるので前撮りには不向きな季節と考える方がいるかもしれませんが、春先や秋のトップシーズンに比べると予約が取りやすくなりますし、雨天によるスケジュール変更もしやすいなど、スケジュールの調整がしやすいことは夏前の季節ならではのメリットです。

新緑やさまざまなお花が美しい結婚写真が撮れる

なんといっても夏前は新緑やさまざまなお花が美しいロケーションで前撮りができることが最大の魅力です。森林公園や植物園、寺社仏閣などで、和装、洋装ともに映える自然豊かなロケーションで前撮りを満喫できます。

可愛らしい花々に囲まれるウェディングフォト

真夏ほどの暑さ対策をしなくてもOK

真夏のロケーション撮影はなんといっても暑さがデメリット。高い気温や強い日差しで体力を消耗して体調不良になったり、メイク崩れをしやすくなるので、こまめな水分補給や休憩、メイク直しが必要ですし、ハンディファンや冷却タオルなどの暑さ対策の持ち物が多くなります。ですが、夏前の前撮りなら適度な休憩を挟めば大丈夫。爽やかな心地よい風を感じながら撮影を楽しめます。

新緑や風が爽やかな5月に行う前撮りの魅力

春の桜が散った後からは、木々の若葉が芽吹きだします。5月になると透明感のある新緑の美しさがピークに。新緑を背景にした爽やかな前撮りが撮影できる絶好のシーズンです。

自然光と新緑がきらめくナチュラルな前撮りになる

5月になるとあたたかな陽の光が新緑に降り注ぎ、自然が美しく輝く季節ならではの前撮りが撮影できるので、ナチュラルな前撮りを希望されているおふたりにおすすめの季節です。自然光と新緑がきらめく森や林がある公園の瑞々しい緑を背景にした前撮りは、リラックスした雰囲気の笑顔のショットが似合います。

新緑に白無垢やウェディングドレスが鮮やかに映える

清涼感のある新緑の緑には、純白やオフホワイトなどのウェディングドレスが鮮やかに映えますし、光沢のある白無垢も白く輝きます。新緑が美しい森林公園や日本庭園、神社、お城などは、洋装、和装のどちらの衣裳も美しく際立ちます。ウェディングドレスは木漏れ日に輝く新緑に溶け込むような透明感のあるチュールやオーガンジーなどふわっとした生地や、Aライン、ボリュームや動きのあるスリーブなど、スイートでナチュラルなデザインがおすすめです。ほかにも、レースや光沢のあるサテンを使ったシンプルなデザインのドレスも新緑ロケーションに映えます。

新緑と爽やかな風を感じるロケーションフォト

奥行きや立体感のある絵になるシーンがかなう

新緑のロケーションは、森林公園や植物園、寺社仏閣、日本庭園などがあります。木々の間の遊歩道では、木漏れ日がきらめきますし、背の高い木々や低木に囲まれた小径を歩くおふたりのショットは、これからの人生をともに歩むストーリーを感じさせる前撮りにぴったりです。カメラマンが少し高い位置から、新緑に囲まれたおふたりを撮影すると立体感や奥行きのある絵になるワンシーンがかないます。

新緑に囲まれた抱き上げショット

バラや芍薬、藤など華やかなお花とようの前撮りができる

5月になると春のバラの開花期に入りますから、植物園などのバラ園では色鮮やかで豪華なバラが満開に。バラに囲まれた前撮りを撮影されたいなら5月がおすすめです。日本庭園では芍薬や藤なども咲き誇ります。藤棚に垂れる紫や白の藤の花は和装の前撮りにぴったり。優美な和の前撮りになります。芍薬は大ぶりのお花が華麗な和の前撮りを彩ります。

美しい藤の花をバックに和装ロケーションフォト

しっとりとした雰囲気の6月~7月上旬に行う前撮りの魅力

6月に入っても梅雨入り前は気候が安定していますし、梅雨入りしてもあじさいやラベンダーが見頃の季節になります。曇り空は光量が安定してキレイな写真が撮影できますし、小雨程度ならしっとりした大人っぽい前撮りを演出できます。

あじさいや花菖蒲が彩る前撮りができる

花菖蒲は5月下旬~6月中旬あじさいは6月~7月上旬を彩るお花です。池や水辺で咲く花菖蒲は涼やかで和装にぴったりですね。花菖蒲とあじさいが咲く日本庭園では一度にどちらのお花とも前撮りができることもうれしいポイントです。あじさいは日本庭園のほかにも、寺社仏閣やお城、城趾など和の情緒あふれる建築物がある場所が名所のところが多いので、和装での前撮りに最適です。また、自然公園や森林公園など緑豊かなロケーションにあるあじさい園では、咲き誇るあじさいを背景にしたウェディングドレスでの前撮りが似合います。緑とあじさいのピンクやブルーが彩る幻想的な前撮りがかないます。

花菖蒲が咲き誇る庭園で和装前撮り
紫とピンクの紫陽花が可愛らしい和装ロケーションフォト

ラベンダーが香る爽快な前撮りが撮れる

涼やかな紫が広がるラベンダー畑での撮影は6月ならではの前撮りになります。標高の高い高原や丘陵にあるラベンダー園は、緑広がる山や大空、薄紫のラベンダーの花に包まれて爽快な前撮りになります。爽やかな香りと共に撮影を満喫できます。また、そよ風に吹かれたようなロングトレーンをなびかせたショットもおすすめです。

可愛らしい花園で仲良しショット

雨が降っても風情あるショットになる

6月~7月上旬は雨が大降りでなければ、雨天での撮影になることもあります。雨が降っているとあじさいや花菖蒲などは花や葉が瑞々しく風情のあるシーンを描いてくれます。和装で和傘をさすと自然なショットになりますし、落ち着いた雰囲気のある前撮りにしたいおふたりから好評を得ています。

アジサイに囲まれた和装ロケーションフォト

まとめ

過ごしやすい気候や撮影のしやすさなど、夏前に結婚写真を撮影するメリットをご紹介しました。新緑の美しさはもちろんですが、バラや藤、芍薬、あじさい、花菖蒲、ラベンダーなど、この時期に咲き誇る好みのお花との前撮りを楽しめるのも魅力ですね。雨でもしっとりとした前撮りを演出できるので、撮影時期に迷われていたら夏前の前撮りを検討してみてはいかがでしょうか?