結婚式に比べるとウェディングフォトの方が体力的な負担は少ないことから、妊娠中にウェディングフォトを撮影される方がいる一方で、妊娠中の撮影に不安を感じる方もいるのではないでしょうか。今回はマタニティでも安心してウェディングフォトを撮るために、何に注意すればいいのか、ウェディングフォトスタジオに相談するときのポイントをご紹介していきます。
Contents
マタニティウェディングフォトの撮影時期の相談ポイント
マタニティでのウェディングフォトの撮影イメージは「ふっくらしたお腹で赤ちゃんを感じながら撮影したい」「お腹が目立たないうちにウェディングフォトを撮影したい」など人それぞれです。どの場合でもウェディングフォトスタジオには妊娠中と伝えることが大切。スタッフ全員が「新婦様はマタニティであること」を意識してサポートしてくれます。
撮影時期はいつ頃を選べばいい?
マタニティウェディングフォトの撮影時期は体調が安定しやすい妊娠中期(5~7ヵ月)くらいを推奨しています。妊娠初期はつわりがある時期ですし、妊娠後期はお腹の張りやトイレの回数が増えるなど体調の変化が多い時期のため細かな配慮が必要です。
妊娠初期(1~4ヵ月)の注意点は?
妊娠初期(1~4ヵ月)は人にもよりますが、つわりが多い時期です。においに敏感になる方や食欲がなくなる方もいれば、空腹になると気持ち悪くなって吐き気がする食べづわりの方も。つわりが軽い方もいますが、これくらいなら妊娠中と伝えなくても大丈夫と思わずに、必ずスタッフに伝えましょう。においに敏感であれば、香水を付けないようにするなど、細かな所まで配慮が行き渡ります。食べづわりの方は持ち込みたい軽食を事前に伝えておくと撮影中に軽食をつまめるので、空腹にならないようにできます。ロケーション撮影も可能ですが、体調の変化に対応しやすく休憩しやすいスタジオ撮影を推奨しています。

妊娠中期(5~7ヵ月)の注意点は?
妊娠期間の中でも妊娠中期(5~7ヵ月)は体調が安定して撮影しやすい時期のためスタジオ撮影でもロケーション撮影でも制限はありませんが、無理をしないことが重要です。ロケーション撮影はたくさん歩いたり、休める場所が少なかったりするので、ゆっくりと撮影しましょう。妊娠中期はお腹の大きさが少しずつ目立ってくる時期のため、ドレス選びはゆとりのあるAラインやプリンセスラインがおすすめです。バストサイズが大きくなることが多いので、胸元が強調されやすいビスチェタイプよりボートネックやラウンドネック、鎖骨あたりにレースなどの生地があるデザインなら胸元を気にせず着やすくなります。

妊娠後期(8~9ヵ月)の注意点は?
妊娠後期のウェディングフォトの撮影は8ヵ月くらいまでにしておきましょう。体調不良が起こってもすぐに休憩できるスタジオ撮影にすると安心です。ドレスはお腹を締め付けないシルエットのエンパイアラインがおすすめ。また、妊娠9ヵ月以降や臨月になると赤ちゃんがいつ生まれてもおかしくない時期のため、ウェディングフォトの撮影は避けた方が無難です。
システムに関する相談ポイント
妊娠中は体調が変化し、少しずつお腹やバストが大きくなっていきます。そんな妊婦である新婦様に寄り添うシステムが整ったウェディングフォトスタジオを選びましょう。
体調不良での日程変更はできる?
予約した頃は体調に大きな変化がなくても、撮影予定日に「お腹が張って体調が悪い」ということは、妊婦の新婦様ならどなたにも起こりえます。ですから、マタニティの場合は体調の変化に応じて日程を変更できるかどうかを事前に確認しておきましょう。écrinでは体調不良の場合の日程変更を承っているので安心してご予約していただけます。
マタニティウェディングフォトの衣裳に関する相談ポイント
マタニティの場合は撮影時のお腹のサイズを考慮した衣裳選びが大事になります。
ドレスのサイズ展開は?
スタジオによってマタニティのドレスに対応しているかどうかはさまざまなため、ドレスのサイズ展開を確認しましょう。écrinではウェディングドレス、カラードレスともに5号~13号をご用意。お腹が大きくなってきたマタニティの新婦様も幅広いシルエットのお洒落なドレスからお選びいただけます

マタニティのドレス選びのポイントは?
マタニティでもお腹が目立たない時期はお好みのデザインの衣裳を選べますが、お腹が目立ってくる時期はお腹を締め付けないシルエットを選びましょう。背中が編み上げのデザインのドレスはサイズが変わっても比較的調整しやすいです。妊娠中はバスト周りや二の腕周りがふっくらしやすいので、悪目立ちしないデザインのセレクトがポイントです。

マタニティにおすすめのドレスは?
お腹周りを締め付けないデザインのAラインやプリンセスライン、エンパイアラインのドレスがおすすめです。

ヒールが低い靴のレンタルはある?
ヒールについて忘れがちなので要注意。マタニティでも履きやすい低い靴のレンタルがあるかどうかを確認しましょう。
和装は着てもいいの?
新婦様の体調とご相談しながらですが、和装の着用も可能です。和装は帯でお腹周りを調整できるのでサイズ変更があっても安心して撮影できます。ただ、écrinでは白無垢や色打掛に比べて身体への締め付けが強い引き振袖は、マタニティの場合はおすすめしていないので、白無垢や色打掛をおすすめしています。

和装の注意点は?
和装はドレスに比べて重いため疲れやすくなる可能性があるので、しっかり休憩しながら撮影しましょう。着付けではお腹に負担にならないように胸とお腹の間にタオルなどで補正する調整が必要ですので、妊娠中であることを伝えてくださいね。
マタニティウェディングフォトの撮影場所に関する相談ポイント
マタニティのウェディングフォトを撮影するのは、休憩場所やトイレ、空調などを完備し、体調の変化に対応しやすいスタジオ撮影を推奨していますが、体調が安定している妊娠中期にロケーション撮影をされたい方もいらっしゃるので、ロケーションフォトの注意点や相談ポイントを解説します。
ロケーションフォトでの注意点は?
ロケーション撮影はスタジオ撮影に比べてよく歩きますから、撮影するロケーションにあるベンチやトイレの位置を把握して撮影スケジュールを計画しましょう。当日はしっかり水分補給や休憩をしながら撮影をしてくださいね。

マタニティウェディングフォトの撮影時に関する相談ポイント
撮影時に気をつけるポイントやマタニティウェディングフォトを素敵に撮影するコツをご紹介します。
撮影中に気をつけることは?
とにかく撮影中に無理をしないことです。新婦様はつい無理をして撮影中に座り込んでしまうことがあります。衣裳を着て15分以上立ちっぱなしになるとしんどくなりますから、15分毎に座るようにしましょう。それとスタジオ撮影であっても水分補給を忘れずに行ってくださいね。
マタニティでも素敵なウェディングフォトを撮影できる?
ジャンプをするような身体に負担がかかるポーズでなければ、どんなポーズも大丈夫です。妊娠していることをわからないようにしたいなら、ポーズや構図、ブーケなどでお腹をカバーしながら魅力的に仕上げることができます。お腹を強調するショットを撮りたい場合は、斜めを向いたり、横側から撮影すると神秘的なシルエットになります。お腹を見つめて手を置くと母性あふれるショットになり、遠くを眺めるとスタイリッシュな雰囲気になります。

まとめ
マタニティのウェディングフォトの相談ポイントを解説しました。妊娠時期別の注意点やドレスや和装の選び方、撮影場所、撮影時の注意点を考慮した相談ポイントをチェックして、妊娠中でも安心してウェディングフォトの撮影を楽しんでくださいね。