猫を飼っている方はフォトウェディングを「家族の一員である猫と一緒に撮影したい」と希望されるのではないでしょうか。フォトスタジオで猫とフォトウェディングを撮りたい場合、撮影条件が設定されていたり、オプション料金が発生することも。今回は猫と一緒にフォトウェディングをする場合に事前に注意しておくとよいポイントや準備についてご紹介します。

猫と一緒にするフォトウェディングの打ち合わせの注意点

まずは猫と一緒に撮影が可能なウェディングフォトスタジオを選びましょう。ペットとの撮影可能とあっても、オプション料金が発生したり、犬のみ可能の場合などもあるので、必ず猫とのフォトウェディングが可能か、撮影条件などを確認しましょう。過去に撮影した猫とのフォトウェディングの写真を見せてもらうと希望の写真が撮影できるかの判断材料になります。

猫と一緒に撮影したいことを伝える

最初に「猫と一緒にフォトウェディングがしたい」と伝えることはもちろんですが、飼われている猫が人懐っこい場合は大丈夫ですが、ナイーブで飼い主にしか懐かないなど、猫の性格や頭数も必ず伝えましょう。そうすることでカメラマンが猫の性格や頭数を考慮しながら、猫がリラックスして撮影できるよう工夫してくれます。

ソファに座る猫の写真

猫と一緒にどんな写真を撮影したいか伝える

撮影したいシーンやイメージがあれば、具体的に伝えましょう。Instagramなどで先輩カップルの愛猫とのフォトウェディングのイメージをスクショしたり、画像を保存してプリントアウトすると伝わりやすいですよ。

プランナーと打ち合わせをする新郎新婦様

猫との撮影条件や費用を確認する

猫との撮影でオプション料理金が必要になるのかどうか、猫との撮影に条件があるかなどを確認しましょう。ペットOKとあっても「抱っこはNG」「リードは必ず着ける」など撮影条件はスタジオによって違います

撮影時の脱走 対策を確認しておく

猫との撮影では、猫が脱走してしまうことが一番心配なことと思います。ですから、猫とのフォトウェディングの撮影は屋外のロケーション撮影より、脱走の可能性が低いスタジオでの撮影を推奨しています。スタジオ内でも猫との撮影中は出入り口を閉めておけるかをチェックしておきましょう。

猫とのフォトウェディング前日までの準備

猫とのフォトウェディングを安心して楽しむために、前日までにしておきたい準備内容をご紹介します。

猫の爪を切っておく

猫の爪が伸びていると撮影時に衣裳やスタジオの壁や床を引っ掻いて傷をつけたりする可能性があるので、前日までに爪を切っておきましょう。ご自分で爪切りができない場合は、トリミングサロンや獣医さんなどで1週間~前日までに切ってもらうと安心です。

キャリーバックに慣れさせておく

動物病院だけでなく最近では猫と一緒におでかけへ行くこともあるので、キャリーバッグに慣れさせている飼い主様もいらっしゃると思いますが、移動時間は猫にとってストレスを感じるものです。キャリーバッグに入るとおやつをあげるなど、キャリーバッグ=楽しいことがあるというイメージをつけるなど、できるだけ猫が移動にストレスを感じないようにしてあげましょう。2匹以上の場合は同行者がいた方が安心ですので、可能であればご親族様やご友人に同行をお願いしてはいかがでしょうか。

当日必要なトイレシートや水などを用意

撮影当日は、新郎様新婦様のお支度中やおふたりでの撮影中に猫はキャリーバックかケージで待機しますので、飲み水を用意しておきましょう。待機中に排泄してしまうことも考えられるのでキャリーバックにトイレシートを敷いておき、替えも忘れずに準備してください。

蝶ネクタイやリボンなどの衣裳の用意

新郎のポケットチーフやドレスのリボンの色味とコーディネートした蝶ネクタイやリボンなどを着けると愛猫とのコーディネートが効いたフォトウェディングになります。猫が服を着るのが苦手でなければ、おふたりの衣裳と合わせた服を着せてあげても可愛いですね。猫の性格を考慮して撮影衣裳を用意してはいかがでしょうか。新品を着ると嫌がることがあるかもしれないので、事前に衣裳を着せて試しておくといいでしょう。

ベールとネクタイを可愛く着こなす猫

猫とのフォトウェディング当日の注意点

いよいよ猫とのフォトウェディング当日を迎えます。当日の段取りや注意点、おすすめポーズなどを参考に猫とのフォトウェディングを心配なく安心して満喫してください。

来店までにトイレを済ませておく

できるだけ来店するまでにトイレを済ませておきましょう。いつもの排泄の時間を考慮して、入店時間を決めてもいいかもしれません。

猫じゃらしなどのおもちゃやおやつを持参

撮影中に新郎様新婦様が猫じゃらしやぬいぐるみなど猫のおもちゃを持って一緒に遊んでいる様子を撮影するのも微笑ましい自然なショットになりますから、おもちゃはぜひ持参していただければと思います。カメラマンがおもちゃを持って猫の目線をカメラに向けることもできます。

当日撮影の流れ

撮影当日は来店後にヘアメイクから着付けを行いますが、ヘアメイクと着付けは約2時間。スタジオへ移動し、猫との撮影は最初の10分ほどの間でパパッと撮ります。撮影後はキャリーやケージで待機してもらい、おふたりでの撮影を行います。来店から、撮影、着替えや精算など含めてトータルで約4~5時間かかると考えてください。キャリーにタオルを掛けるなど猫が待機時間にリラックスできるようにしてあげましょう。

猫との撮影は短時間でサッと行う

気まぐれで自由奔放な気質の猫との撮影は時間が勝負です。猫はデリケートな場合が多く、普段は人見知りしないタイプでも初めてのスタジオに訪れると驚いて固まることも。場所に慣れさせるために時間を掛けるよりは、ストレスが掛かる時間を短くするためにサッと撮影をスタートして10分くらいの短時間撮影を終了させることが肝心です。撮りたいポーズなど考えていても猫の状態によって難しいこともあると考えておきましょう。臨機応変に猫とのポーズを楽しんでください。

猫とのフォトウェディングおすすめポーズ

おすすめのポーズは新郎様が猫を抱っこして新婦様と並んだスリーショットです。猫の顔に新婦様のお顔を近づけて鼻チューする雰囲気も可愛いですよ。ソファのあるスタジオなら、新郎様新婦様と猫を挟んで座っているショットがかないます。床にしゃがんでドレスを広げて猫と一緒に撮影するのも猫とのフォトウェディングで人気のショットです。フォトウェディングならではの演出になるのは、おふたりの手を重ねてその上に猫の小さな手を添えるショットです。猫好きにはたまらないショットになるのではないでしょうか。 おふたりがポーズをしている前で、少し離れた場所にいる猫にフォーカスを当てたショットもおすすめです。おふたりのフォトウェディング中の猫の様子が垣間見られて愛らしいですよ。猫じゃらしを持って遊んでいる様子のショットなら、猫の生き生きした表情が撮れます

新郎新婦様の間に挟まれる猫とのウェディングフォト

まとめ

猫と一緒のフォトウェディングの準備と注意点をご紹介しました。デリケートな猫との撮影を成功させるには、ウェディングフォトスタジオとの打ち合わせと事前準備が重要です。撮影は猫ファーストで猫の性格や状態に合わせて臨機応変なポーズを楽しみましょう。愛猫との思い出になる瞬間を満喫してくださいね。