結婚式を挙げずに素敵な写真を結婚の記念として残すフォトウェディング。最近は、ウェディングフォト専門スタジオのほかに個人カメラマンに依頼される方もいらっしゃいます。フォトウェディングを検討する際に、個人カメラマンと業者のどちらに頼むか迷われる方もいるのではないでしょうか。今回は個人カメラマンと業者それぞれのメリットデメリットをご紹介しますので、ご自分がしたいフォトウェディングをかなえるにはどちらがいいのかじっくり検討してくださいね。

個人カメラマンのメリットデメリット

個人カメラマンとは、フリーランスで活躍するカメラマンのことです。特定の式場やスタジオに所属していませんから、フォトウェディングの自由度が高く、すべてがオーダーメイドになることが特徴です。

事例や実績を見た上で好きなカメラマンに依頼できる

個人カメラマンを探すには先輩花嫁のInstagramやSNSで、おふたりがフォトウェディングで残したい世界観や写真のイメージを撮影しているカメラマンを見つけるケースが多いです。個人カメラマンのInstagramからやフリーランスのカメラマンを探すポータルサイトがあるのでフォトウェディングの事例や実績をチェックして、好きなカメラマンに依頼できることがメリットです。 選ぶポイントはできる限りフォトウェディングの実績が多いことです。個人カメラマンの得意分野は幅広く、料理や人材、風景、ビジネス、広告などウェディング以外の実績がある人も多いため、依頼する際は注意が必要です。人とは違ったテイストのフォトウェディングにしたいという場合も、個人カメラマンの事例や実績の写真をきちんとチェックして選んでくださいね。

カメラマンの人柄を知った上で撮影できる

個人カメラマンに依頼する前に、どんな写真が撮影したいのか、どこで撮影したいのか、衣裳はどうしたいかなど、メールやLINE、電話等でしっかりと伝える必要があるので、メールのやりとりや提案の内容を通じて個人カメラマンの人柄がわかるのも大きなメリットです。 式場やスタジオでの撮影の場合、カメラマンとは撮影当日に初めて会うのが一般的なため、事前にどんな人柄のカメラマンなのかわかっていると、撮影を開始してからリラックスするのも早く自然な写真が撮影しやすくなるはずです。

オーダーメイドでこだわれる

フォトウェディングで個人カメラマンに依頼する一番のメリットはオーダーメイドにこだわれることではないでしょうか。例えば、スタジアムなどの競技場や乗馬での撮影など、フォトウェディングでは珍しいスポットやロケーションでの撮影にこだわれます。購入したウェディングドレスで撮影したい、たくさんの友人や家族と大勢で一緒に撮影したい、大好きなペットや動物と撮影したいなど、人とは違ったシチュエーションのフォトウェディングをかなえたい方は、制限が少ない個人カメラマンによる撮影でこだわりを実現することができます。

撮影場所によってはカメラマンの交通費や宿泊費が高くなる

個人カメラマンはさまざまなシチュエーションに対応が可能な一方で、全国から海外まで撮影場所はどこでも可能ですから、遠方に在住のカメラマンの場合は交通費や宿泊費用などがかかることを考慮しておかなければいけません。撮影イメージがぴったりなカメラマンを見つけても遠方に在住の場合、撮影費用以外にいくら掛かるかを確認しましょう。

衣裳やアイテムはすべて自分で手配しないといけない

個人カメラマンに依頼する場合、撮影以外のすべてを自分で手配することになります。オーダーメイドで細部までこだわりたいという方にはぴったりですが、撮影場所の許諾やヘアメイク、衣裳、アイテム、着替え場所の手配など自分で行ったり、プロを手配する必要があるので、かなえたいこだわりと自分が掛けられる労力や時間を考えて、自分にとって何が大切かで選ぶようにしてくださいね。

スケジュールの変更がある場合に調整が必要

個人カメラマンは一人しかいませんから、雨天の場合などのスケジュールの変更がある場合は、希望の日程が空いているとは限らないため、調整が必要になります。業者のウェディングフォトスタジオ専属カメラマンの場合は複数名いるので希望の日程を押さえやすいですが、個人カメラマンの場合はカメラマンのスケジュールと相談することになると考えておきましょう。

業者（ウェディングフォトスタジオのカメラマン）のメリットデメリット

今回ご紹介する業者とはウェディングフォトスタジオのカメラマンを指します。ウェディング専門のフォトスタジオ専属のカメラマンは、フォトウェディングの実績数が多く、スタジオやロケーションを生かした写真を提案してくれるのが特徴です。

専属カメラマンのクオリティがそろっている

スタジオのサイトのフォトギャラリーなどを見ると写真のクオリティやイメージなどが統一されているので、専属カメラマンの誰が撮影しても、同等のクオリティやイメージに合わせた写真が撮影できることがメリット。ウェディングフォトスタジオの専属カメラマンは複数名所属していることが多いですが、イメージ通りのクオリティが担保されているので安心して撮影できます。

スタジオやロケーションの特徴を生かした撮影提案ができる

業者の場合は、スタジオ撮影やロケーション撮影の経験が豊富で、背景の特徴を熟知しているので背景とおふたりらしさを生かした撮影を提案してくれるのがメリットです。フォトウェディングにぴったりな素敵な世界観のスタジオセットがあるのも魅力。おふたりの雰囲気に合わせたり、希望のポーズを取り入れながら、撮影を進めてくれます。

衣裳や設備が充実しているから手間が少なくてすむ

スタジオ内は冷暖房完備ですし、衣裳も豊富な中から選べるなど、ウェディングフォト専門スタジオは1カ所でヘアメイクから着付け、撮影まですべて完結できるので、移動や手間が少なくてすむこともメリットですね。

費用が明確で安心できる

業者での費用はプランが提示されていることが一般的なので、洋装、和装でいくらくらいかサイトを見れば費用が明確なので予算に合わせて選びやすいのではないでしょうか。気になったスタジオに希望を伝えて見積りを出してもらえばさらに明確になります。

プランによっては撮影枚数が決まっている

費用を押さえようと思って安価なプランを選ぶと、撮影枚数が決まっているケースがあります。撮影する前は「写真枚数は少なくてもいいかな」と思っていても、撮影しているとたくさんデータが欲しくなってしまう方もいらっしゃいます。プランを選ぶ場合は、撮影枚数や納品データ数が本当にそれでいいかしっかり検討して決めるようにしましょう。

まとめ

フォトウェディングを依頼するなら個人カメラマンか業者（ウェディングフォト専門スタジオ）か迷われている方のために、それぞれのメリットとデメリットをご紹介しました。個人カメラマンなら作風重視で、オーダーメイドのフォトウェディングにこだわりたい方向け、業者ならスタジオの世界観で選べ、トータルのクオリティや効率、費用を重視したい方に向いています。何を重視したいのかによってメリットデメリットは変わるので、何を重視するのかをしっかり決めると、個人カメラマンか業者かどちらが向いているのかわかってくると思います。おふたりのかなえたいフォトウェディングを実現できるのはどちらかじっくり検討してくださいね。