山と海に囲まれた自然豊かな古都「鎌倉」では、長い歴史を持つ寺社仏閣で和の趣あふれる和装前撮りがかないます。今回は立派な木造仏堂の「妙本寺」、四季の花と紅葉が美しい「瑞泉寺」、緑鮮やかな苔の石段が趣き深い「妙法寺」、北鎌倉の穴場的な観光地である「浄智寺」、鎌倉奥座敷の花の寺と呼ばれる「海蔵寺」のウェディングフォトスポットをご紹介します。鎌倉で和装の前撮りを考えているおふたりは、理想のスポットを見つけてくださいね。

緑深い参道と朱色の二天門が印象的な「妙本寺」

JRと江ノ島電鉄の鎌倉駅から徒歩8分と鎌倉の市街地からほど近い場所にある「妙本寺」。静かな境内はあふれんばかりの緑に包まれ、朱色の二天門、鎌倉最大級の木造仏堂など歴史的遺産での和の前撮りがかないます。

弁柄色の二天門

境内を歩くとまず目に入ってくるのが朱色の弁柄塗りの二天門。仏教の守護神である四天王の持国天と多聞天（毘沙門天）が立っていることから二天門と呼ばれているそう。春や夏は鮮やかな緑と二天門を背景にしたショットをぜひ押えて。おふたりの幸せを見守っていただきながらの前撮りを楽しんでくださいね。

格式ある木造仏堂

大きな屋根が立派な木造仏堂の本堂は、太い柱が印象的な広縁でも前撮りが可能です。緑や紅葉を背景にしっとりとした和装のショットになりますよ。

緑や紅葉が美しい参道

参道や敷地内は、春は桜や海棠（かいどう）の後は新緑に包まれ、梅雨はあじさい、夏はオレンジが鮮やかな凌霄花（のうぜんかずら）、晩秋には紅葉が彩り、四季折々に美しい和の前撮りがかないます。お清めする手水舎で和やかなショットもおすすめです。

美しい四季の花と紅葉が彩る「瑞泉寺」

鎌倉市の山手にある「瑞泉寺」は、季節ごとにさまざまな花が咲く「花の寺」として有名な場所で、鎌倉五山に次ぐ関東十刹に列せられた格式のある寺院です。花と緑と歴史を感じさせる建物や庭園で落ち着いた雰囲気の前撮りが撮影できます。

一年中花が咲く「花の寺」

スイセンや梅の花に始まり、つつじ、牡丹、マンサク、あじさいなど一年中さまざまな花が彩る鎌倉の「花の寺」で、深い緑と色鮮やかな花との前撮りを満喫しましょう。

風情ある石の階段

木々やシダ、苔の深い緑に囲まれて侘び寂びの風情あふれる石の階段。緑が濃い石段に新婦様が立つと色打掛が鮮やかに映えます。

落ち着いた雰囲気の門

門の前では新郎様が和傘を差したり、新婦様がブーケを持ったり、アイテムを使って動きのあるショットを撮影しても素敵ですよ。

錦の屏風のように美しい紅葉の名所

「瑞泉寺」を囲む山々は紅葉が美しく錦の屏風に例えて山号は錦屏山（きんぺいざん）と名づけられたほどの紅葉の名所ですから、紅葉ロケーション撮影もおすすめです。例年の見頃は11月下旬～12月中旬です。

苔の石段と仁王門が荘厳な「妙法寺」

JR鎌倉駅より徒歩15分にある鎌倉一の「苔寺」として有名な「妙法寺」。日蓮が鎌倉で最初に草庵を結んだと伝わる古刹で、日叡が再興した歴史あるお寺です。境内にある苔に覆われた石段で幻想的な前撮りがかないます。

荘厳な本堂

細川斉樹公の寄進した荘厳な本堂の前では、おふたりで並んだツーショットがおすすめです。縁側などでは木々や草花の緑に包まれて自然と歴史ある本堂が調和した日本らしい前撮りになります。

苔の石段

法華堂に続く石段は苔に覆われて木々が茂り、深い緑に包まれるので神秘的な美しさを感じる前撮りに。濃い緑を背景に白無垢が輝きます。

緑に覆われた鐘楼

山上へ向かう途中にある緑に覆われた鐘楼も「妙法寺」ならではのウェディングフォトスポット。新郎様が和傘を差して凜々しい雰囲気のショットに。

神秘的な参道

本堂へ続く参道の石畳の隙間や石灯籠にも緑の苔が生え、草木の深い緑に包まれる神秘的な前撮りが撮影できます。引きのアングルにすると時間を超えて歴史の舞台にたたずんでいるような幻想的なショットになります。

立派なあじさいと仁王門

苔の石段の手前にある朱塗りの仁王門。梅雨の季節にはあじさいが見事に咲き誇り、お花の壁のようになりますし、4～5月の初夏には白い花をつける著莪（しゃが）が境内の至る所に咲きます。苔石段とお花がコラボレーションした前撮りも素敵です。

穏やかな雰囲気が漂う北鎌倉の「浄智寺」

鎌倉では珍しい宋風という当時の中国の様式の本堂や鐘楼門が残る「浄智寺」。北鎌倉の人気の観光スポットのひとつでもあります。今も昔もさまざまな物語の舞台として描かれ、映画やドラマのシーンにも登場してきた場所で、心に残る和の前撮りを堪能しましょう。

本堂 曇華殿（どんげでん）

本堂の曇華殿に祀られるご本尊は室町期に創られた木像三世仏坐像で、阿弥陀・釈迦・弥勒の各如来で、過去・現在・未来を象徴しているそう。おふたりの未来を明るく照らしていただけるようお祈りして素敵な前撮りを撮影しましょう。赤や青の和傘を置いて撮影すると華やかさを添えた前撮りになります。

総門へ続く石段

総門へ続く石段ではこもれびが降りそそぐ明るいショットが撮影できます。秋はイチョウの落ち葉がより明るい彩りに。

美しい竹林やつつじ、あじさい、紅葉

境内には竹林やつつじ、あじさい、紅葉など四季折々の自然美が息づき、おふたりの前撮りを彩ります。紅葉が色づき始めた緑から赤に染まるグラデーションも美しいですね。

宋風の鐘楼門

「浄智寺」の鐘楼門は鎌倉では珍しい宋風の鐘つき堂を兼ねた山門で、1階に山門があり、2階に花の形をした印象的な窓と梵鐘が下げられています。「浄智寺」ならではの鐘楼門で当時の中国を感じる風情ある前撮りを楽しんでください。

鎌倉奥座敷の花の寺「海蔵寺」

鎌倉市扇ガ谷にある「海蔵寺」は井戸や水にまつわる言い伝えがたくさんある「水の寺」とも呼ばれ、境内には四季を通じて花が咲くため鎌倉有数の「花の寺」としても親しまれています。観光地から少し離れているので静かにゆっくりと前撮りが楽しめるウェディングフォトスポットです。

海蔵寺本堂と縁側

「海蔵寺」では厳かな歴史を感じさせる本堂の前でのツーショットや本堂の階段に座ったショットがおすすめです。色打掛の柄を見せるように意識して新婦様が腰を掛けたソロショットもぜひ押えておいてくださいね。縁側も開放されているので裏手に回れば正面とは違ったショットも撮影できます。

緑や紅葉が映える山門

山門からは緑が映え、紅葉の季節は黄色や赤など色鮮やかな色彩に包まれた日本画のような前撮りが撮影できます。

梅、海棠（かいどう）、凌霄花（のうぜんかずら）、萩が咲く「花の寺」

「花の寺」と呼ばれるだけあり、季節毎に色彩豊かな花に彩られる「海蔵寺」。初春の梅、春の海棠（かいどう）、夏の凌霄花（のうぜんかずら）、初秋の萩が有名です。ほかにも水仙やつつじ、シャクナゲ、ハナショウブ、椿、サザンカなどたくさんの季節の花が咲き誇るのでどの季節でも和のお花との前撮りが楽しめます。

まとめ

古都「鎌倉」で和の情緒たっぷりの歴史的遺産と四季折々の自然美が調和した前撮りが楽しめるウェディングフォトスポットをご紹介しました。鎌倉ロケーションフォトには鎌倉を熟知したスタッフが同行するため、それぞれの景観とおふたりが最も美しく撮影できる場所やアングルをご提案するので安心して撮影を楽しんでくださいね。