名古屋市の東区にある「陶磁器会館」は、アール・デコ調の装飾や施釉スクラッチタイルを施した豪華な建物を背景にモダンクラシカルな前撮りが撮影できる知る人ぞ知るスポット。1932(昭和7)年に建てられた国登録有形文化財や名古屋市景観重要建造物に指定される建築物です。今回はレトロな歴史的建築物でアートのような前撮りが撮影できる「陶磁器会館」のウェディングフォトスポットをご紹介します。
Contents
アール・デコ調の装飾や設えが素敵な扉の前での前撮り
名古屋陶磁器貿易商工同業組合の事務所として建築された「陶磁器会館」。当時を偲ばせる「POTTERY-CLUB」の書体がお洒落な扉の前でのショットはこちらならでは。上からのアングルならモザイクの床タイルが映りますし、下からのアングルなら丸いライトが映るので、建築美を活かしたショットを撮影できます。ほかにも幾何学的な模様を施したアール・デコ調の天井飾りや英数字の文字盤の時計、コート掛けなど調度品もさりげなく配置されており、館内ではドラマやファッション誌の撮影場所としても活用されているとか。モデル気分でポーズを決めて前撮りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
優しい光が射し込む大きな半円窓でツーショット
階段の踊り場にある大きな半円窓はやわらかな光が降りそそぐ絶好のウェディングフォトスポットです。自然光が幸せなおふたりを包み込むので、新郎様の胸元に手を添えて寄り添うアップ目のショットなら幸せ感あふれるショットになりますし、引きのアングルにするとアーティスティックな絵になるショットが撮影できます。
装飾が美しい階段での新婦様ソロショット
緑の小さなタイルが腰壁のように設えられた階段は、半円窓からの光が射し込み新婦様のソロショットにもおすすめの場所です。アートも飾られているのでアカデミックな雰囲気に包まれた芸術的な前撮りも撮影できます。
階段での大人っぽいバックショット
踊り場の手前の階段では新婦様のバックショットが美しく映えます。半円窓から優しい光が射し込むので、新婦様のお顔を明るく照らして生まれる陰影が絵画のように美しいショットになります。白無垢の吉祥文様も光を受けて浮かび上がるので、上質な絹の質感と職人が丁寧に創り上げる織りの繊細さを感じる前撮りになります。トレーンの長いウェディングドレスの場合もレースなどの生地の質感がわかる上質感あふれるバックショットが撮影できるおすすめのスポットです。
アートを背景にしたお洒落なショット
階段の壁面には金色の額縁に飾られたアートが何点も展示されています。ここでの前撮りはまるで美術館のよう。シンプルな白無垢も素敵ですが、茶色や黒の幾何学模様を描いた半衿や黒の絞りの掛下を合わせ、ベージュゴールドの懐剣や筥迫、ヘッドドレスでコーディネートしたレトロクラシックなスタイリングの白無垢なら、アート作品のようなお洒落な前撮りショットを演出します。階段ならではの空間を生かしたアングルでのショットがおすすめです。
施釉スクラッチタイルが豪華な昭和レトロな外観での前撮り
3階建の「陶磁器会館」の外観は、丁寧に作られた施釉スクラッチタイルに覆われ、立体的な装飾やアール・デコ調の意匠が施された威風堂々としたたたずまいです。昭和レトロな雰囲気たっぷりの外観を入れた前撮りもおすすめです。
外観を背景に背中合わせのクールなショット
ドイツ表現主義の影響を感じさせる立体的な装飾と豪華な外装が特徴の「陶磁器会館」を背景にしたツーショットは笑顔でのショットもいいのですが、ぜひ背中合わせにしたクールな表情の一枚を押えて。外観に施されている1枚1枚味のある施釉スクラッチタイルとアール・デコ調の意匠、和洋折衷の衣裳のおふたりが引き立ちます。高級感のある外観でシックなトーンになるので、ニュアンスカラーのピンクのブーケを持って撮影するとグッとお洒落感がアップした前撮りになります。
和と洋が融合するモダンな和傘ショット
名古屋の歴史的建造物である「陶磁器会館」の“洋”と和装の新婦様が和傘を差した“和”が融合したショットもおすすめです。まるで当時の花嫁様のような雰囲気の前撮りになります。赤の和傘もアクセントになるのでいいですが、和紙の素材感が感じられるオフホワイトの和傘にするとより背景の外観と調和した前撮りになりますよ。衣裳のコーディネートに合わせて和傘の色を選ぶと和モダンな前撮りが完成します。
新婦様が座って新郎様が立つレトロな結婚写真ポーズ
半円窓やアンティークな姿見を入れたおふたりのツーショットは新郎様が立ち、新婦様が腰掛けた型物写真風に。昔ながらのきちんとした雰囲気のショットから、リラックスして座ったり、おふたりで腰掛けたりとさまざまなバリエーションも撮影できます。衣裳はおふたりとも和装、洋装にそろえても素敵ですが、新婦様は和装、新郎様は洋装の和洋折衷コーディネートにすれば「陶磁器会館」らしい大正ロマンを意識したスタイリッシュで和モダンな雰囲気たっぷりの前撮りが楽しめますよ。
シックな窓辺でクールなツーショットやソロショット
アール・デコ調のクラシカルな天井飾りや黒い窓枠にかかるカーテン、シックな腰壁、ヘリンボーンの床がシンメトリーを描く窓辺で、おふたりも少し離れてシンメトリーを意識してたたずむ前撮りはクールビューティーな一枚に。おふたりが寄り添ったショットもモダンクラシカルな雰囲気になります。窓際に並ぶ革張りの椅子に腰掛けて、窓の外を眺めるソロショットは、ミステリアスな雰囲気が漂うショットになります。背後のチェストもアンティークな雰囲気を醸し出します。窓からの光と窓枠の影が映る背景や姿見に反射する光など、光や影を上手に使った新婦様のソロショットはフェミニンな雰囲気の前撮りになります。個性的な蘭のお花を持ってお顔の近くに寄せたアップや引き、縦アングルなど、いろいろなポーズを試してお好きなショットを見つけてくださいね。
DATA
- 住所
愛知県名古屋市東区徳川1-10−3 - 開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで) - 休園日
地下鉄桜通線「高岳」駅2番出口より徒歩20分
名鉄瀬戸線「森下」駅より徒歩15分 - 駐車場
4台 - URL
https://nagoya-toujikikaikan.org/
まとめ
名古屋の歴史的建造物での前撮りがかなう「陶磁器会館」のウェディングフォトスポットをご紹介しましたがいかがでしたか?「陶磁器会館」ならではの貴重な施釉スクラッチタイルとアール・デコ調の立体的な装飾が美しい外観、計算された意匠や調度品が配されて随所が絵になる館内での前撮りは、一枚一枚の写真が美しい作品のような仕上がりになります。レトロモダンな雰囲気の建築空間での前撮りは、ダイナミックでありながらも繊細な構図が楽しめますし、和装、洋装だけではなく和洋折衷の衣裳も映えます。「陶磁器会館」で前撮りができることをご存知ない方もいらっしゃるので「他の人とは被らないお洒落な前撮りにしたい」「個性を発揮した前撮りにしたい」というおふたりはぜひチェックしてくださいね。「陶磁器会館」に映えるスタイリングもお気軽にご相談ください。