披露宴の始まりに上映するオープニングムービーは、ゲストに披露宴の開始を告げる人気の映像演出です。ウェディングドレスや白無垢など和装姿の前撮り写真をオープニングムービーに使うと、とても華やかで豪華な仕上がりになりますよ。これから始まる披露宴への期待が高まり、ゲストのワクワク感を盛り上げてくれます。今回はオープニングムービーで使いやすい、あると便利な前撮りのおすすめショットをご紹介いたします。

オープニングムービーの撮影準備ポイント

オープニングムービーは、画像、動画、BGMなどで構成されます。自分で制作する場合はすべて用意する必要がありますが、結婚式場提携の会社やご自分で探された制作会社などに依頼する場合は、BGMなどを用意してくれる場合があるので確認しましょう。

所要時間 は1分30秒~3分30秒が目安

オープニングムービーの所要時間は1分30秒~3分30秒くらいと比較的短め。あまり長いと新郎様新婦様の入場が遅く感じてしまうので、コンパクトにまとめるようにしましょう。

高画質の写真でクオリティアップ

使用する写真はできるだけ高画質のものをセレクトします。ピンボケだったり、プリントした写真を取り込むのではなく、高画質の写真データを使用するとクリアできれいな映像になります。前撮り写真の画像なら高画質のため問題ありません。画像の必要点数は所要時間にもよりますが10枚~30枚くらいが目安です。

横向きの写真でインパクトのある映像に

結婚式の披露宴会場で流すオープニングムービーは、プロジェクターで投影されるためほとんどが横長の画面になります。縦の写真を選ぶと両サイドに余白ができてしまうので、なるべく横向きの写真をセレクトしてインパクトのある映像にしましょう。

洋館の前で手を取り合う新郎新婦様

当日着ないドレスや和装姿をお披露目しよう!

前撮りでは結婚式当日に着用しないドレスや和装を着ることが多いので、前撮りショットを使ったオープニングムービーでぜひゲストにお披露目しましょう!前撮りではたくさんのカット数を撮影するので、アルバムやウェルカムボードに使えなかった素敵なカットをオープニングムービーに使ってください。

新婦様のっソロショットのコラージュ

ムービーのストーリーに合わせて撮影ポーズを考える

ムービーの基本的なストーリーは、おふたりの名前・日付・会場名、おふたりの簡単な紹介、結婚式のコンセプトやゲストへの感謝・メッセージ、入場につなげるポーズやカウントダウンなどになります。具体的なストーリーを考えて必要なポーズが何点必要かピックアップしておきましょう。前撮りでは撮り直しができないので、事前の打ち合わせで必要なポーズを伝えておくと安心です。

色々なポーズで撮る新郎新婦様のコラージュ

楽しい雰囲気のオープニングムービーにおすすめの前撮りショット

楽しい雰囲気のポップなオープニングムービーに仕上げたい場合は、前撮りでは笑顔あふれるショットを押えておきましょう。前撮りショットに加えてゲストとの写真も入れると盛り上がりますよ。

手をつないで笑顔のバックショット

おふたりが仲良く幸せいっぱいの雰囲気が伝わるのが、手をつないだ笑顔のバックショットです。つないだ手の上の空間にメッセージをいれることができますよ。

アイテムを持ったり、手を振るフランクなショット

新郎様新婦様のそれぞれのゲストはお相手がどのような人か知らない場合がありますから、おひとりで趣味や好きなアイテムを持っているとどんな人か一目瞭然です。笑顔で手を振るショットも人柄が伝わります。

3・2・1とカウントダウンしているショット

最後はおふたりから「本日はお料理を楽しんでね」などのメッセージを入れて、指を3・2・1とカウントダウンするショットを入れるといよいよ披露宴が始まる感が高まります。おふたりで一緒にカウントダウンするのか、3は新郎様、2は新婦様、1はおふたりでと、カウントダウンをどのようなショットにするのか決めておくと撮影がスムーズですよ。

スタイリッシュなオープニングムービーにおすすめの前撮りショット

新郎様新婦様のお顔を見せすぎないショットを押えておくと、スタイリッシュなMV風のカッコイイオープニングムービーに仕上がります。

目元や顔を隠したワンショット

目元やお顔を隠したワンショットがあるとどんなお相手なのかなと想像が膨らみます。ドレスならフォトプロップスや帽子、和装なら広げた扇子を使ってさりげなくお顔を隠すとスマートです。

扇子で目を隠す新郎新婦様

ロケーションが広がるツーショット

大空や海、街並みなど、素敵な景色が広がるロケーション撮影では、引きのアングルでふたりが並んでいるツーショットを押えておきましょう。和装なら和の建物内での正座ショットは入れておきたいですね。これからふたりで歩んでいくイメージが伝わります。メッセージなどの文字を入れやすいですし、プロポーズやデートでの思い出の場所での前撮りなら、その旨をテキストで伝えても印象的になります。

桜並木をバックに微笑む新郎新婦様

扉の前で見つめ合っているショット

入場前のおふたりをイメージした扉の前でのショットは、スタイリッシュなオープニングムービーの最後におすすめ。おふたりからのメッセージを入れると自然に披露宴会場への入場へとつながります。

個性的でおしゃれなオープニングムービーにおすすめの前撮りショット

個性的なオープニングムービーにするなら、コマ送りショットや引きアングル、おふたりをイメージさせるショットがおすすめです。ぜひ前撮りで撮影しておきましょう。

動画じゃないけど動画っぽい!コマ送りショット

コマ送りショットは静止画がパラパラ漫画のように動いて見えるので、動画じゃないけど動画っぽく仕上がるのがかわいいですね。後ろを向いたおふたりが少しずつ振り向くショット、和装で正座して正面を向いているおふたりが手をついてお辞儀するショット、おふたりが横向きでゆっくりと歩いているショットなどがおすすめです。シンプルな背景のスタジオ撮影にすると切り抜きしやすいですよ。

お花をサプライズで渡す新郎様と新郎様を見る新婦様

文字や装飾を加えやすい余白の多いショット

メッセージや装飾をたくさん入れたい場合は引きアングルで余白の多いショットを何パターンか撮影しておきましょう。おふたりが寄り添って立つショット、上半身のみのショットなど立ち位置などメッセージのスペースや必要な枚数を伝えてカメラマンに撮影してもらいましょう。メッセージは「Welcome to our wedding」などから始まり、「本日は私たちのためにご出席いただきありがとうございます!本当にうれしいです」など感謝を伝えるメッセージや「開演前のお願い」として「たくさん写真を撮ってね」「たくさん食べて、飲んで、楽しんでね」など親しみ感のあるメッセージを伝えると喜ばれますよ。英語のメッセージで始めた場合は締めのメッセージも英語で「Let’s Get Started!」「Please Enjoy The Party!」などにするとおしゃれです。

お花畑で微笑む新郎新婦様

足元や手元、口元だけのクローズアップショット

足元だけのショットはドレスやタキシードが映っているので、結婚式の準備を感じさせるショットです。おふたりが並んで足元だけをアップにしたショットも雰囲気がでます。ブーケを持つ手元のショット、新郎様の手の平に新婦様の手を乗せたショットはハッピー感が伝わってきます。口元だけのクローズアップショットはどんな人か気になるショットに。いろいろ組み合わせるとお洒落な雰囲気に仕上がります。

足元のクローズアップショット

まとめ

オープニングムービーに使いやすい前撮りショットについてご紹介しました。オープニングムービーはおしゃれ系、映画の予告風、MV風、ポップで楽しい系などさまざまなテーマで作れるので、前撮りではオープニングムービーのストーリーに合わせたショットを計画して撮影してくださいね。