フォトウェディングで花嫁様の印象を大きく左右するのがドレスのシルエットです。花嫁様にはお好きなデザインやシルエットのドレスを選んでいただくことが一番ですが、ドレス選びに迷われたらシルエット別の特徴を参考にしていただければと思います。今回はドレスのシルエット別にどのような特徴があり、どんなイメージを演出できるのか、相性の良いセットやロケーションについて解説いたしますで、ぜひご参考にしてくださいね。

Aライン

スカートの広がりがアルファベットのAの形に見えるAラインドレス。上半身がすっきりとしてウエストラインが高く、背が高く見える効果もあるので体型を選ばないシルエットです。上品でクラシカルなイメージのフォトウェディングにしたい花嫁様やシンプルで清楚な雰囲気のフォトウェディングにしたい花嫁様におすすめです。Aラインのドレスは、クラシカルなセットから和モダン、ガーデン風、ホテルライク、シックなセットなど幅広いセットとの相性抜群。海や公園など自然豊かなロケーションから本格的なチャペル、都会的なロケーションまで、どんなセットやロケーションにも映える万能ドレスです。新郎様と腕を組んで正面を向いた笑顔のショットからクールな表情のワンショットまでウェディングらしい正統派なポーズが似合います。

プリンセスライン・ベルライン

Aラインよりもスカートがふわっと大きく広がり、名前の通りお姫さまのようなシルエットのプリンセスライン。ベルラインはプリンセスラインと似ていますが、中世ヨーロッパの貴族が舞踏会で着ていたシルエットで、ウエストが細く腰から裾にかけてふんわりとしたベルの形のようなスカートが愛らしいドレスです。王道の華やかなフォトウェディングにしたい花嫁様やゴージャスな雰囲気のフォトウェディングにしたい花嫁様から人気のあるデザインです。どちらもスカートのボリュームがあり華麗な雰囲気なので、天井が高いセットや広さのあるセット、お花に囲まれるような可愛いセットに似合います。ボリューミーなスカートに埋もれるように座ったショットに憧れている花嫁様も多いのではないでしょうか。階段で新郎様にエスコートされるショットも素敵ですよ。歴史的建築物の大空間やパーティー会場のような屋内ロケーションでも、存在感たっぷりの立ち姿が麗しいショットになります。

スレンダーライン

身に纏うだけでこなれて見えるスレンダーラインのドレスは身体に沿ったストレートなシルエットが特徴です。「Iライン」「スリムライン」とも呼ばれ、大人っぽくスタイリッシュな雰囲気のドレスです。背が高くてスリムな花嫁様ならスタイルの良さを強調することができますよ。動きやすく小回りが利くので、ロケーション撮影にも適しています。大人な雰囲気に包まれる洋館風のセット、大理石やレンガ、ストーン模様などのタペストリー、エキゾチックなオリエンタルテイスト、流行のブルックリンスタイルのセットにも映えます。レトロモダンな建物でのロケーション撮影はもちろん、ヘルシーにも着こなせるので海辺や港など海ロケーションでのフォトウェディングにもぴったりです。

エンパイアライン

ハイウエストでスカートに切り替えがあるナチュラルな雰囲気のエンパイアライン。古代ギリシャの女神様をモデルとしたドレスで、エンパイアとは「皇帝」という意味。ナポレオンの王妃ジョゼフィーヌが好んで着ていたことからエンパイアと呼ばれるようになったそうです。アンティークな雰囲気が好きな花嫁様から人気のデザインです。着心地が良い軽やかな素材を使用しているので、とても動きやすく体型カバーも得意なシルエット。小柄な花嫁様もスタイルアップしますし、お腹周りや脚が気になるという花嫁様も下半身をゆったりと隠してくれるので、マタニティの花嫁様にもおすすめです。カジュアルなカフェ風のセットなら座りながら談笑している楽しい雰囲気に、アンティークなセットなら優雅な雰囲気のフォトウェディングになります。お花や緑に彩られたガーデン風のセットや桜・紅葉など公園ロケーションの撮影では、動きながらポージングすると風になびくスカートが印象的なフォトウェディングに仕上がります。

マーメイドライン

エレガントなイメージのフォトウェディングにしたいならマーメイドラインがおすすめです。上半身から膝までは身体にフィットしたデザインで、裾が広がり人魚を思わせるシルエットのドレスです。メリハリのあるデザインなので、フェミニンで大人っぽい雰囲気になります。全身や正面、サイドのラインの美しさを撮影したいドレスなので、色味のあるタペストリーでのショットがおすすめです。花嫁様とドレスの美しさを強調するフォトウェディングになりますよ。コンパクトなシルエットなので、お洒落な通路や都会的なロケーションにも映えます。軽やかな素材のマーメイドラインならリゾート感あふれる海ロケーションでの撮影にも似合います。

袖付きドレス

お袖のシルエットが変わると花嫁様の雰囲気もかなり変わります。腕全体を覆うロングスリーブがレースや透け感のある素材ならスイート&キュートに、ハリや艶感のある素材ならクラシカルな雰囲気を演出。袖口に向かってフレアに広がる長袖はナチュラル感と優雅さを兼ね備えたフォトウェディングになります。空気感を持たせて膨らませ、袖口はキュッと絞られたパフスリーブは、プリンセス感たっぷりなシルエットになります。オフショルダーのパフスリーブは二の腕もカバーできて可愛いシルエットが人気です。肩先が隠れるくらいのフレンチスリーブなら、品よくスッキリとしたイメージのフォトウェディングに。袖付きドレスはお袖のデザインがわかりやすい上半身アップのショットをぜひ撮影してくださいね。上半身の高さに装飾が多いセットならとても写真映えしますよ。テーブルやイス、ソファがあるセットで座ったショット、壁面上部に照明や装飾があるセットでの立ち姿もバッチリ決まります。重厚感のあるチャペル風のセットや教会ロケーションの撮影なら、クラシカルなフォトウェディングになります。

ロングトレーンドレス

トレーンとはスカートの後ろ裾のことで、トレーンが長ければ長いほど格式が高いとされています。ロングトレーンは大空間での撮影が美しく映えます。特にチャペルや大聖堂のバージンロードにロングトレーンが広がるショットは壮麗な雰囲気に包まれたフォトウェディングになります。祭壇前での振り向きショットも残しておきたいですね。また、大階段でロングトレーンを広げたショットも人気があります。チュールやシフォンなどドレスの素材によってはスタジオでの寝ころびショットも可愛い雰囲気で撮れますよ。

まとめ

フォトウェディングはどのようなイメージにされたいですか？クラシック、スタイリッシュ、スイート、トラッド、ナチュラルなど、花嫁様がなりたいイメージをかなえるポイントはドレスのシルエットです。清楚で上品なAライン、愛らしい雰囲気のプリンセスラインやベルライン、スタイリッシュなスレンダーライン、カジュアル&ナチュラルなエンパイアライン、フェミニンなマーメイドライン、袖の長さやデザインによって雰囲気が変わる袖付きドレス、壮麗な雰囲気のロングトレーンドレスなど、ドレスのシルエット別の特徴やセットやロケーションとの相性を参考に、理想のフォトウェディングをかなえるドレスを見つけてくださいね。