福岡市中心の天神から歩いて約15分の場所にある「舞鶴公園」は、梅や桜の名所として有名な公園です。ほかにも牡丹、芍薬、藤、ツツジなど季節の花々、イチョウや楓の紅葉など、一年を通して美しい景色が楽しめます。公園内には「福岡城跡」もあり、お濠や石垣などを背景に歴史と自然を感じる情緒ある和装の前撮りがかなうスポットです。
福岡城跡と桜がコラボする絶景ロケーション
ソメイヨシノを中心にさまざまな品種の桜が約1000本植えられている福岡市屈指の桜の名所として有名な「舞鶴公園」。公園内にはシンボルである「福岡城跡」があります。黒田長政が慶長6年から7年がかりで築城したと言われていて、城の形が「大空を舞う鳥」に例えられたことから別名「舞鶴城」と呼ばれたそうです。内堀の周囲が約4700mにおよぶ全国的に規模が大きい石城です。美しく咲き誇る桜とお濠や石垣などの城跡をバックにした「舞鶴公園」ならではの桜ロケーション前撮りを満喫できます。公園内の歴史薫る桜スポットをご紹介します。
ソメイヨシノが多く植えられた「桜園」
「福岡城跡」の本丸近くにある「桜園」には、たくさんのソメイヨシノが植えられているので、淡いピンクの桜に包まれますよ。桜に顔を隠しておでこをくっつけたおふたりを遠くから撮影するなど、可愛くてロマンチックなショットもおすすめです。
国の重要文化財「多聞櫓」
国の重要文化財に指定されている「多聞櫓」は、江戸時代から場内に残っている建物です。石垣側に「石落とし」や鉄砲を撃つ時の小窓の「狭間」が備えられています。ここにもソメイヨシノがたくさん植えられており、桜の淡いピンク色と白い壁、瓦屋根、茶色の「狭間」の色合いが春らしいお城の風情たっぷりの前撮りになります。
二の丸のしだれざくら並木
二の丸の近くには約150mの区間に約20本のしだれざくらの並木があります。大きなしだれざくらが咲き誇る姿はとても美しく圧巻です。ちょうど石垣と桜のコラボレーションが楽しめます。お城らしい奥行きのある風景が撮影できますよ。
さまざまな桜が咲く「三の丸広場」
ソメイヨシノのほかにも、ヨウコウ、ウコン、フゲンゾウ、スルガダイニオイなどさまざまな品種の桜が植えられている「三の丸広場」。3月中旬からヨウコウが咲きだし、あとは順に咲き出します。八重桜も咲くため4月に入ってからの撮影も可能で、長い期間桜の撮影が楽しめる場所です。
名島城の脇門で歴史のある「名島門」
重厚な雰囲気の「名島門」は、小早川隆景が築いた名島城の脇門だったそう。持ち主はいろいろと変わりながら、戦後に現在の地に移されたもの。長い歴史を重ねた趣きある「名島門」と桜の美しさが際立つスポットです。
立派な石垣や石畳の「東御門跡」や「表御門跡」
三の丸から二の丸、本丸、天守台と城内を登っていくためのメインルートのスタートが「東御門跡」です。「表御門跡」や「東御門跡」では立派な石垣や石畳と桜との前撮りが楽しめます。
明治通りに面したお濠沿いの「上の橋」や「下の橋」
明治通りのお濠沿いにある桜ロードもおすすめの撮影スポット。「上の橋」や「下の橋」からはお濠の水と石垣、桜を背景にした「舞鶴公園」ならではのショットが満喫できます。
和の花々が彩る雅なロケーション
「舞鶴公園」は桜だけではなく、さまざまな和の花が咲くスポットもたくさんあります。季節の花々が彩る雅な和装の前撮りがかなうロケーションをご紹介します。
華やかな大輪が美しい「牡丹・芍薬園」
「牡丹・芍薬園」は黒田官兵衛が晩年を過ごしたといわれる御鷹屋敷跡にあります。4月~5月にかけて、牡丹21種400株、芍薬18種1400株の大輪の花が満開になると園内は甘く上品な香りに包まれます。牡丹や芍薬は色打掛の模様にもよく使われているお花ですね。たくさんの花びらが華麗な牡丹や芍薬を背景にした和装での写真はとっても豪華なショットになりますよ。
紫と白が気品あふれる「花菖蒲園」
5月下旬~6月上旬は花菖蒲が見頃になります。高貴な紫と清純な白の花菖蒲が咲く様子は、とても清らかな雰囲気の前撮りに。和傘をさしたり、扇でおふたりのお顔を隠したり、思い切り和の演出を取り入れて、印象的な和装の前撮りを楽しんではいかがですか。
麗しい藤の花の下で撮影できる「藤園」
藤はしっかりとツルを伸ばして成長することから古くから婚礼衣裳に用いられてきたお花。藤のように「決して離れることなく一生添い遂げる」という願いが込められているそうです。4月下旬~5月上旬に見頃を迎えます。藤棚には美しい藤の花が垂れ下がり、お顔の上にたくさんの藤の花が咲く艶やかな前撮りになります。
春を告げる紅白の花が咲く「梅園」
紅色、白色、ピンク色などさまざまな梅が植えられています。1月~2月は梅の甘い香りが広がります。紅梅や白梅があると、とてもおめでたい雰囲気ですよ。たくさんの梅の花に囲まれて可愛く春らしい和装前撮りに。
赤・白・赤紫色の花が艶やかな「つつじ園」
4月~5月は赤・白・赤紫の艶やかな花が咲き誇る「つつじ園」。たくさんのお花が密集して咲くのでとっても華やかな前撮りに。梅や桜とは違う、つつじならではの和装前撮りになりますよ。
白や濃淡の紫の花と緑に包まれるあじさい
6月になると「舞鶴公園」の随所であじさいがイキイキと咲き出します。福岡市立美術館の近くでは白や濃い紫のあじさい。「牡丹・芍薬園」の入り口付近では淡い色調の色とりどりのあじさい。南口に続く園路では濃いピンクのガクアジサイ。「花菖蒲園」の南側では薄いブルーのガクアジサイと石垣をバックに撮影できます。色あざやかなあじさいを背景に涼しげな前撮りになりますよ。
水辺に清らかに咲く蓮・睡蓮
6月下旬~8月中旬までお濠では、花の先端がピンク色の白い蓮の花や淡い黄色の睡蓮が咲きます。水面の動きに合わせて蓮や睡蓮の花や葉がふわふわと揺らぎ、とてもみずみずしい雰囲気の前撮りに。石垣やお濠も背景に入るので、歴史と自然を感じるショットになります。
黄金色に輝くイチョウの黄葉ロケーション
11月下旬~12月上旬にはイチョウが黄葉し、明るい黄色に包まれるロケーションに。落ち葉が黄色のじゅうたんのようになり、濃い色の色打掛が映えます。
樹齢を重ねたケヤキやクスノキの大木ショット
歴史を感じさせる樹齢を重ねた大きな幹とのびのびと枝を伸ばすケヤキやクスノキもたくさんあります。緑が美しい大木とのショットもおすすめです。
舞鶴公園DATA
- 住所
福岡市中央区城内1-4 - 営業時間
4~9月 9:00~19:00
10月~3月 9:00~18:00 - 入園料
無料 - 休園日
12/29~1/3 - アクセス
地下鉄
「赤坂」駅、「大壕公園」駅下車 徒歩8分
西鉄バス
「福岡城・鴻臚館前」「福岡市美術館東口」「大手門・平和台陸上競技場入口」下車 徒歩5分~8分
「赤坂3丁目」下車 徒歩10分
車の場合
福岡都市高速「天神北ランプ」「西公園ランプ」より約3km - 駐車場料金
1時間 150円
※第1駐車場~第3駐車場まであり
※利用期間・駐車場により利用時間が異なるため、詳しくはホームページを参照ください - URL
https://www.midorimachi.jp/maiduru/
まとめ
和装の前撮りが映える福岡市の「舞鶴公園」はいかがでしたか?桜の名所であり「福岡城跡」の歴史を感じさせるロケーションのほか、自然豊かでさまざまな和の花のスポットがあるので、おふたりのイメージに合わせた和装前撮りがかないますよ。好きなお花の咲く時期に合わせて撮影時期を検討されてもいいかもしれませんね。