埼玉県の入間市にある「旧石川組製糸西洋館」は、クラシカルなウェディングフォトが撮影できるロケ地として注目の場所。「埼玉県内でウェディングフォトがしたい」「レトロモダンなロケーションを探している」というおふたりにおすすめのスポットで、映画やドラマのロケ地としても人気があります。レンガ調の外観、優美な階段のある玄関ホール、装飾や調度品が麗しい食堂や本館2階など、洋装も和装も映える「旧石川組製糸西洋館」の素敵なウェディングフォトスポットやおすすめのポーズをご紹介します。
Contents
ドラマのロケ地としても有名な「旧石川組製糸西洋館」
1893(明治26)年に創業した製糸会社の石川組製糸が入間市に1921(大正10)年頃に建てた迎賓館が「旧石川組製糸西洋館」です。アメリカの貿易商を迎えるため「超一流の館を建てよう」と当時の最高級の素材が使われ、部屋ごとに特色のある天井や床の意匠、特注の調度品に至るまで、職人技が随所に光ります。入間市の地域の方から「西洋館」と親しまれ、大正ロマンの雰囲気に包まれる「旧石川組製糸西洋館」は、国の登録有形文化財に指定されています。映画やドラマのロケ地としても有名で、フォトジェニックなウェディングフォトがかないます。
優美な「玄関ホール」でのウェディングフォト
大理石の暖炉が出迎えてくれる西洋館の「玄関ホール」。階段横には創建当時の家具である椅子とテーブルが配されています。ここでは、階段の高い壁に施されたケヤキとみられる木目が美しい腰板を背景にした優美なウェディングフォトを撮影できます。おふたりが背中合わせのショットや新郎様、新婦様それぞれのソロショットもおすすめです。

上質な木目が美しい「階段」でのウェディングフォト
西洋館で特にフォトジェニックな階段は、手すりが1本の木から作られており、その柱には糸の房のようなモチーフが彫られているほか、踏み板も一枚板でできているなど良質な材を贅沢に使用されています。上質な設えに囲まれた階段でレトロモダンなウェディングフォトをお楽しみください。
おふたりが絵になるエスコートショット
新郎様が新婦様をエスコートして階段を登るショットは多くの新婦様の憧れのシーンではないでしょうか。窓からの光がスポットライトのようにおふたりを照らし、結婚披露パーティーへ向かうような絵になるウェディングフォトに仕上がります。

トレーンが映える新婦様のバックショット
西洋館の階段ではロングトレーンのドレス全体が撮影できる新婦様のバックショットもおすすめ。美しい背中やロングトレーンが映えます。手には濃い木目と白壁に似合う暖色系のブーケを持ち、横顔を見せると上品なショットになります。


格子窓のそばで光に包まれたツーショット
階段の踊り場近くにある格子窓を背におふたりが並ぶツーショットは自然体なショットです。上からのアングルは窓からお庭の緑が広がり、光で明るくリラックスしたショットに。

歴史ある調度品が備わる「食堂」でのウェディングフォト
「旧石川組製糸西洋館」は部屋ごとに天井と照明、床周りの意匠が異なります。「食堂」は幾何学的な模様の折上天井で、特注の照明がモダンな雰囲気。長テーブルや鏡があしらわれたサイドボードも創建当時から歴史を刻んだ調度品です。本物に囲まれた空間で贅沢なウェディングフォトを楽しめます。
窓辺でテーブルを入れたシンメトリーショット
おふたりが窓辺に立って反対方向を向き、カーテンやテーブル、椅子などをシンメトリーになるように配置して撮影したショットはお洒落な雰囲気たっぷり。逆光と調度品のカラーを生かしたブラウン系のトーンがアンティーク感あふれるウェディングフォトに。

光の陰影がクールなシルエットショット
窓の前で向かい合って手を握るシルエットショットは光がおふたりを照らして、まるでプロポーズのシーンのよう。永遠の愛の約束を交わしているような印象的なショットになります。

カーテンのドレープを背景にした和装ショット
優雅なカーテンのドレープを背景にすると和装ショットも似合います。光が射し込む窓の側の撮影なら、あたたかな印象の和装ショットになります。おふたりで寄り添うショットのほか、新婦様のソロショットもおすすめです。

和洋折衷のウェディングフォトがかなう「本館2階」
入間市にある「旧石川組製糸西洋館」は、和洋折衷のウェディングフォトを撮影できるのもうれしいポイント。特に「本館2階」は「ホール」や「大広間」のほか「和室」もあり、洋装も和装も映えるスポットがあります。
「ホール」のソファ前で落ち着いた和装ショット
白い壁に木目の美しい腰板があしらわれた「本館2階」の「ホール」にある上質なソファの前での和装ショットは、和洋折衷の大正ロマンを感じるウェディングフォトになります

「ホール」のソファでにっこり洋装ショット
同じ「本館2階」の「ホール」のソファの前での洋装ショットは、和装とは異なるやわらかい雰囲気に。ソファに腰掛けてリラックスした笑顔のにっこりショットが似合います。

「和室」の床の間を背景にした和装の正座ショット
西洋館の「本館2階」には本格的な「和室」もあります。掛け軸が飾られた床の間の前で和装での正座ショットは、和装ロケーションフォトの王道ショット。ぜひ撮影していただきたいショットです。

赤絨毯の「大広間」で扉と窓を背景にした腕組みツーショット
赤絨毯が広がる「大広間」にある木の扉と窓を背景にした腕組みツーショットは、迎賓館の舞踏会に招待されたようなシーンですね。クラシカルで大人な雰囲気のウェディングフォトになります。


「大広間」のステンドグラスをバックにソロショット
「大広間」にはステンドグラスのあるスポットも。ステンドグラスは中国の東洋画のテーマ「四君子(蘭・竹・菊・梅)」をイメージしたものだそう。エキゾチックな雰囲気を背景にソロショットを撮影してみては。
お出迎えの雰囲気漂う「玄関」での和装ショット
アールデコ調の曲線を描いたアイアンの飾りが付いた玄関ドアをバックにした和装ショットはお出迎えの雰囲気漂うシーンに。新郎様は扇子を、新婦様はブーケを持って並んで撮影しましょう。

品格ある 「外観」を背景にした和装ショット
レンガ調の化粧タイルが美しい西洋館の外観は、贅を尽くした品格ある佇まい。外観を入れた和装でのショットなら、和洋折衷のレトロモダンなウェディングフォトに。新婦様は白無垢の裾を引きずらないように褄取り(つまどり)のポーズで、新郎様は新婦様のブーケを持つポーズにすると動きのある和装ショットになります。

DATA
- 住所
埼玉県入間市河原町13-13 - 開館時間
一般公開日の10:00~16:00
※現在、3月~11月までの第2・第4土曜・日曜を中心に一般公開を実施。
※一般公開日は入間市ホームページ「旧石川組製糸西洋館公開のお知らせ」を参照。
https://www.alit.city.iruma.saitama.jp/ - 入館料
一般200円 - アクセス
西武池袋線「入間市」駅下車・北口より徒歩約5分
西武バス「入間黒須団地」バス停下車より徒歩約3分
車の場合
首都圏中央連絡自動車道・圏央道「入間」ICより約10分 - 駐車場
無料駐車場あり ※普通車約10台分 - URL
https://www.facebook.com/irumashiseiyoukan/

まとめ
埼玉県入間市にあるレトロモダンなロケーション「旧石川組製糸西洋館」のウェディングフォトスポットをご紹介しました。絵になる階段や食堂、大広間、和室など、ドレスも和装も似合う洋館では、上質でクラシカルな雰囲気を楽しみながら麗しいウェディングフォトを撮影できます。