ここは以前、私たちが働くドレスショップでした。
お二人の結婚式への想いやこだわりを詳しくうかがって理想のドレスやスタイリングを一緒に作り上げる、幸せな笑顔に包まれる場所だったのです。
以前はドレスショップ 『Bitter Sweet』でした。
2020年4月7日、緊急事態宣言の発令。
その直後、たくさんの花嫁様からお電話をいただきました。
その多くは、「結婚式ができなくなってしまったので、ドレスをキャンセルしたい」というもの。
花嫁様たちは気丈に振る舞っていても、電話のお声に動揺や落胆が隠せません。
「長い時間をかけて準備を進めてきた、特別な一日。大好きな人たちと一緒に過ごすはずだったのに…」
「たくさん試着して心に決めた運命の一着。大切な人と並んだ花嫁姿を見てもらいたかった…」
そんなお気持ちが電話口からひしひしと伝わってきて、私たちスタッフも胸が締め付けられる思いがしました。
それに、花嫁様のために出番を待っていたドレスが、輝く場を失ったまま店内に吊るされているのは私たちにとっても本当に辛い景色でした。
ご親族やご友人に晴れの姿を見せられなくなった花嫁様に、私たちドレスショップができることは何か?
と考えるようになるまでに、それほど時間はかかりませんでした。
écrinとは『宝石箱』という意味。
花嫁様のこだわりや憧れを詰め込んだ
ウェディングフォトを叶えたい、と願って名付けました。
これまでの常識が一変した新しい時代だからこそ、
幸せになろうとするお二人に喜んでいただけるフォトスタジオを作ろう。
こだわりや憧れを叶えられる背景セットやドレス、スタイリングにしよう。
そして私たちも心が弾む仕事ができて安心して過ごせるお店を目指しました。
「新婚旅行に行けなくなった」という花嫁様を意識して、世界の風景を詰め込んだセットをご用意しました。
非日常感あふれるフォトセッションをお楽しみいただけます。
「お色直しをしたかった」という花嫁様のお声を受けて、洋装でも和装でも衣裳は2着を選べるようにしました。
「withコロナ」の時代に、安心して過ごせるスタジオとしてこれまでのフォトスタジオができなかったことにチャレンジしていきます。
『Photo Maison écrin』はもともとドレスショップなので、結婚式のためにコレクションした特別に上質な衣裳をたくさん備えています。店内のすべての衣裳を、どれでも追加料金なしでお召しになれます。
どの撮影コースでも、花嫁様の衣裳は2着選べます。和装なら白無垢と色打掛を、洋装ならウェディングドレスとカラードレスで撮影できます。もちろん白のウェディングドレス2着でも大丈夫。『Aラインとプリンセスライン』といった組み合わせもお楽しみいただけます。
基本的には撮影日よりも前に一度お越しいただき、試着されることをお勧めしていますが、お時間の取れない方や、対面が気になる方に向けてオンライン衣裳カタログをご用意。具体的にイメージできるので、ご自宅でゆったり衣裳をお選びいただけます。
すべての撮影コースに、アルバム収録カットの画像データが含まれています。色・明るさの調整はもちろん、フェイスラインや体型も補正済みだから結婚報告ハガキやウェルカムボードにもそのまま使えます。
フォトグラファーの写真はキレイだけど、せっかくのドレス&タキシード姿は自分のスマホやカメラで撮りたいもの。écrinならマイカメラの持ち込み&自撮りもOK!最高の思い出を残してください。※フォトグラファーの撮影をスムーズに行うため、所定の『自撮りタイム』にお願いします。
お打ち合わせスペースは、私たちスタッフとお客様が対面せず、横並びでお話できるカウンター形式にこだわりました。心配ごとを少しでも減らして、安心して過ごしていただけるように、室内空間にもこだわっています。